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飯田章がトヨタに移籍など大物移籍が相次ぐ GT選手権ストーブリーグ情報

長年NSXのステアリングを握ってきた飯田章が、今年は脇坂寿一と組んでスープラをドライブすることになった!ここで全日本GT選手権(JGTC)のストーブリーグ情報を、整理しておこう!

執筆者:松田 秀士


野田に代わりルマンのスープラをドライブする飯田章選手
まずGT500だが、トヨタはスープラを昨年より1台増の8台投入する。4~5台は02モデルとなりそうだが、01モデルから大きな仕様の変化はなさそうだ。ディフェンディングチャンピオンの竹内浩典/立川祐路組のみ変化がなく、他はメンバーが大幅に変わりそうだ。ルマンは脇阪寿一/飯田章、サードは織戸学/ジェレミー・デュフォアのコンビに決定。

トムスは土屋武士/ワインガードナー、黒澤琢弥/パウロ・モンティンとなりそうだ。チームUKYOは片山右京が乗らない場合もありそうで、近藤真彦と若手がコンビを組む可能性も。土屋エンジニアリングには山路慎一が合流(パートナーは荒聖治か?)。また昨年GT300のMR-Sで1勝を挙げたKRAFTが、ダンロップタイヤのスープラを走らせることになり、ここに影山正彦の起用が決まった。

ニッサン勢は3台のGT-Rで変更なし。シーズン途中(開幕から?)にはV6エンジンが搭載されることになり、今年のGT-Rは不気味な存在。ドライバーはNISMOがエリックコマス/影山正美、ミハエル・クルム/本山哲、インパルは星野一義/田中哲也のコンビになりそうだ。

ホンダは大幅改良のNSXを5台投入か? ARTA(土屋圭市/金石勝智)、中嶋企画(松田次生/ドミニク・シュワガー)に変化はなさそうだが、無限は道上龍/伊藤大輔、チーム国光は光貞秀俊/加藤寛規に。また童夢はセバスチャン・フィリップの新パートナーを候補者の中から絞り込んでいるようだ。

外国車ではマクラーレンが2台。ランボルギーニとメルセデス・ベンツが各1台。ランボルギーニもマルコ・アピチェラの残留がほぼ決定。自社開発のメルセデスCLKをJGTCに投入するのはHKS。ドライバーは山西康司と五十嵐勇大のコンビになるかもしれない。

GT300では、ニッサン・シルビアが2~3台。チャンピオンのダイシン(大八木信行/青木孝行)に変化はなく、ハセミは渡仏した井出に代えて山野哲也を起用して昨年最終戦で接触した柳田真孝と組ませる。またC-WESTは尾本直史/山本泰吉のまま参戦か?

私、松田秀士もタイサンからナインテンに移籍した
トヨタはMR-Sが4~5台参戦。アペックスは新田守男/高木真一に変化はないが、タイヤをミシュランのブランドであるBFグッドリッチに変更。シグマテック(ガッツ城内?/田島栄一?)はメンテナンスをシフトからセルモに変更する。トムススピリット(松永雅博/佐藤久実)、RP BANDOH(田中実/後藤聡)も変化はなさそうだ。KRAFTが使用していた車両は別のメンテナンスで動くかもしれない。

昨年、リストリクター径を狭められて苦労したポルシェ勢だが、今年は多少規制も緩和されて、国産車勢とイーブンなバトルが展開されるかもしれない。松田秀士はナインテンに移籍して、若手のアダム・ウィルコックスと組むことになりそうだ。その松田が抜けたタイサンは、木下みつひろを入れて木下/福山英朗、余郷敦/西沢和之のポルシェ2台と山田英二/木下隆之(バイパー)の3台体制に。この他、一ツ山レーシングがALMS(米ルマンシリーズ)のワークスBMW M3を購入し、中谷明彦と一ツ山兄弟が交代で組むことになるようだ。

今年7月にスカイラインGT-R、シルビア、スープラ、RX-7が市販車カタログから消滅する。さらに03年はGT500ではパイプフレームの車両がメインとなる。後継車種を想像しながら02年JGTCを観戦するのも面白いかもしれない。
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