スーパーFJシリーズが始まった！(2ページ目)

参加台数は10台　それでも見ごたえあるスタート

鈴鹿シリーズ開幕戦のスターティンググリッドに並んだ「スーパーＦＪ」は僅かに10台。ちょっと寂しい参加台数ではありましたが、それでも３社のオリジナルシャシーが出揃い、レースもスリップを使ったバトルありと多くの話題を提供してくれたデビュー戦となりました。

フォーメーションラップ直前のグリッド

意外にもよく効くスリップストリームのおかげで、第１コーナーに向けてのバトルが何度も見られ、そのレース内容は非常に濃いものでした。デビュー戦ということもあり、シャシーバトルにも注目が集まりました。決勝レースの表彰台は鈴鹿市にファクトリーを置く名門ウエストレーシングカーズのWEST 07Jが独占。レース結果だけをみれば圧勝ですが、ハッキリ言ってシャシーに大きな差は無く、「スーパーFJ」はFJ1600同様に複数メーカーが製作するシャシーのバトルも期待できそうです。

「スーパーＦＪ」公式サイト

【シャシーコンストラクター　関連リンク】
ウエストレーシングカーズ

TOKYO R&D

注目を集めたギャルレーサー　神子島みか

神子島みか

「スーパーFJ」には噂のギャルレーサーも登場し、ある意味サーキットの話題をさらっていきました。バッチリメイクに金髪の彼女の名前は神子島みか。公式ホームページを見てもらっても分かるとおりギャル一色、おじさん目線で言うと今風の女の子です。しかし、彼女は激戦の富士FJ1600を戦い、18歳でチャンピオンを獲得した経験を持つ実力派なのです。

これまで女性レーサーは多数居ましたが最も異色のタイプといえるでしょう。その個性的なキャラも速さもFJ出身の女性ドライバーという経歴も今までレース界には居なかった存在です。

レース前に緊張の表情を見せる神子島みか

神子島みかはSUPER GTに参戦中の服部尚貴氏が若手育成を目的に興したチーム「Team NAOKI」から「スーパーFJ」に参戦します。鈴鹿・開幕戦では２番手スタート、序盤は出遅れたもののレース中盤からペースをあげてトップの塚田を追い回しました。

自らもFJ出身。若手育成に積極的な服部尚貴

神子島にとっては鈴鹿は２年前にFJ日本一決定戦で負けてしまったトラウマが残るコース。アウェイでもある鈴鹿で地元ドライバー相手に２位表彰台は実に立派。

神子島みかは今後の成長が大いに期待できるドライバーですし、レース界で「キラリ」と輝く存在になっていくことは間違いありません。

Team NAOKI Official Site

神子島みか　公式サイト

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