モータースポーツ/SUPER GTについて

GT300はジェックスシルビアが初優勝 エッソスープラが優勝

スポーツランド菅生に舞台を移して行われた、GT選手権第3戦。予選では新しいインダクションポットを装着したNSXが上位を独占したが、はたして決勝は?

執筆者:松田 秀士



初夏のスポーツランドSUGOでJGTCの第3戦は開催された。今回、HKSのメルセデス・ベンツがデビュー予定だったが、メカニカルトラブルのため予選に出走することなく参戦をあきらめた。また1台のポルシェが参戦をとりやめ、今回はGT500が19台、GT300が23台の計42台によるレースとなる。最も注目されたのは、V6エンジンを初めて搭載した本山哲/ミハエル・クルムの#22ザナヴィ ニスモ GT-R。先行テスト参戦とはいえ、直6エンジンから換装してどれだけ速くなるかに注目が集まった。

25日の予選は、セバスチャン・フィリップ/リチャード・ライアンの#18TAKATA童夢NSXがトップタイムをマークして、2番手に荒聖治/山路慎一の#25FK/マッシモADVANスープラが滑り込み、最後の5分で激しいアタック合戦が予想されたが、伊藤大輔/ドミニク・シュワガーの#16無限NSXが1コーナーでコースアウトを喫して赤旗中断。10分後に再開されたが、その後大きな順位変動はなかった。

午後の予選は気温も下がり、最後の5分間に午前中のタイムを更新する車両が続々と現れ、残り4分を切った時点で土屋圭市/金石勝智の#8 ARTA NSXが唯一1分17台のタイムを出してポールポジションを獲得した。2番手に土屋武士/ワイン・ガードナーの#36トクホントムススープラ、3番手はラルフ・ファーマン/松田次生の#64 Mobil 1 NSX。V6エンジンの#22GT-RはGT-R勢トップながら12番手となった。

GT300では午前のトップ、山野哲也/柳田真孝の#3ユニシアジェックスシルビアが、午後もタイムを更新してクラスポールを獲得。2番手はディフェンディングチャンピオン、大八木信行/青木孝行の#81ダイシンアドバンシルビア、3番手は田中実/後藤聡の#19ウェッズアドバンMR-S。デビュー戦となる第2戦でポールtoフィニッシュを飾った柴原眞介/密山祥吾の#62R&Dヴィーマックは4番手につけた。
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