新しい入門フォーミュラ、スーパーFJ 発進!
この前の記事:魅惑の鈴鹿クラブマンレース(1)2007年、新しいフォーミュラカーレース「スーパーFJ」がその歴史の幕を開けました。この「スーパーFJ」は「FJ1600」に替わる入門用レースとして今後の発展が期待されています。
佐藤敦(ミストKK-S) |
「スーパーFJ」は前後にウイング(翼)を装着していることが大きな特徴で、これがFJ1600との概観上の大きな違いです。シャシーは2007年の開幕の時点ではウエスト、R&D、MYSTなどのコンストラクターがFJ1600製作のノウハウを活かした鋼管スペースフレームのオリジナルシャシーを開発、製作、販売しています。また、エンジンはホンダの直列4気筒SOHC 1500ccエンジン(フィット用)のエンジンを全車が搭載するワンメイクエンジン規定が敷かれ、軽度のチューニングで120馬力を発生します。まぁ言ってしまえばウイング付きのFJ1600ですね。
スターティンググリッドの塚田光彦(WEST 07J) |
「スーパーFJ」の2007年はFJ1600からの本格的な移行に向けて準備の年と言えるでしょう。今年は全国で4つのシリーズ(もてぎ/筑波/鈴鹿/岡山)が組まれていますが「スーパーFJ」単独で開催されるのは鈴鹿シリーズのみで、残りの3シリーズは既存のFJ1600との混走による形態で開催されます。
6月3日(日曜日)に三重県・鈴鹿サーキットで決勝レースを迎えた「スーパーFJ」は初の単独開催レースということで大きな注目が集まりました。
次のページではさらに詳しく「スーパーFJ」をレポートします。