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国内2輪レースガイド(3ページ目)

サーキット観戦のススメ2007(その2)。今回は国内の2輪レースを分かりやすく紹介します。2輪レース界には観戦して楽しむプロのレースだけでなく、参加して楽しむレースも豊富です。

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

国内ロードレースの頂点、コカコーラ鈴鹿8耐

2006年のコカコーラ鈴鹿8耐のスタートシーン
(写真提供:鈴鹿サーキット)

日本のバイクレースで最も大きな注目を集めるレースといえば、鈴鹿サーキットで開催される『コカコーラ鈴鹿8時間耐久ロードレース』でしょう。

レースファンならずとも一度はその名を聞いたことがある抜群の知名度を誇る『コカコーラ鈴鹿8耐』は今年でいよいよ30回目の開催を迎えます。
【第30回 コカコーラ鈴鹿8耐 概要】
日時 : 2007年7月26日(木)~29日(日)
レース距離  : 8時間耐久レース (世界耐久選手権)
自由席チケット: 後日、公式サイトにて発表


世界レベルのGPライダーも参戦!華やかな8耐

MotoGPライダーのコーリン・エドワーズはヤマハから2006年の8耐に参戦した。
(写真提供: 鈴鹿サーキット)
厳密には世界選手権の1戦として開催される『コカコーラ鈴鹿8耐』ですが、参戦するライダーとチームは大半が国内のトップライダーです。しかし、日本で最大級のバイクレースイベントのため、ライダーの顔ぶれは豪華なものとなり、毎年、MotoGPやSBK(スーパーバイク世界選手権)を戦うライダーも遠征してきます。

普段の国内レースでは見ることができない世界レベルの顔ぶれが集うことも『コカコーラ鈴鹿8耐』の大きな魅力です。

充実したイベントの数々。バイクファンは飽きることが無い?

コカコーラのイベントブースではトークショーやキャンギャルオンステージなど多彩なイベントが開催される。
(写真提供: 鈴鹿サーキット)
レース以外のイベントの充実ぶりは最近の鈴鹿8耐の大きな特徴です。『コカコーラ鈴鹿8耐』は単なる真夏の耐久レースという枠を超えたイベントで、レース中はもちろん夜間もサーキット内のイベントスペースやコースを使って様々な催しが開催されています。

サーキットの華であるレースクイーンのショー、ライダーを招いてのトークショーの他、トライアルバイクのデモンストレーション、そして子供達も喜ぶ『仮面ライダー』のショーも恒例となりました。

MOTO MAX会場に展示されたカスタムバイク。
(写真提供: 鈴鹿サーキット)
また2005年から始まった日本最大級のバイクイベント『MOTO MAX』はバイクで来場するファンに大好評で、バイクのパーツや用品の即売会やバイクの展示、試乗会など見所が一杯です。

鈴鹿8耐はバイクという共通の趣味を通じて仲間を作ったり、新しいショップを見つけたりできるチャンスでもあるのです。

バイクに対する意識、変化する鈴鹿8耐

日没後もチェッカーフラッグを目指し走行を続けるライダー達。
(写真提供: 鈴鹿サーキット)
若者がこぞってバイクに乗っていた時代に比べて鈴鹿8耐の観客動員数は減っています。しかし、来場者の多くは鈴鹿8耐を1年の中の恒例イベントと捉えており、できる限り毎年鈴鹿8耐を楽しみにやってきます。鈴鹿8耐が現在も国内最大級のバイクレースである理由はこういったリピーターの支えられているという一面があります。

かつてはタレントが鈴鹿8耐をプロデュースしたり、メディアを使ったプロモーションが積極的に行われた時期もありましたが、ここ数年の8耐は好きな人が好きなスタイルで楽しめるイベントへと原点回帰を図っています。また、かつての8耐に集った若者も家族を持つようになり、親子でその楽しさを共有できるイベントへと変化を遂げています。
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全ては鈴鹿8耐のために

鈴鹿8耐 TSRが悲願の優勝を飾る

ライダー達の涙 8耐は大人の甲子園 (←人気記事)

気軽に楽しめる参加型レースは大盛況。
(写真提供: 鈴鹿サーキット)
次のページでは意外と知られていない底辺レース、参加型レースについてご紹介しましょう。

大激戦の地方選手権の他、大人気のミニバイク耐久レースなどバイクレースは「参加する楽しさ」という新しい側面で成長を続けています。
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