日本人初の表彰台男はチームオーナーに
日本中が熱狂した鈴木亜久里の日本GP3位表彰台の記憶が蘇る。ラルース・ローラLC90・ランボルギーニが鈴鹿を疾走した。 (写真提供:鈴鹿サーキット) |
「奇跡を呼ぶ男」鈴木亜久里の伝説の始まりであった。夢のオールジャパン・ドリームチームを結成し、鈴鹿に凱旋した亜久里はファンから熱烈な歓迎を受けた。そして、このデモランでも。。。
F1のスタートを待つ多くのファンが再び日本人が日本GPで表彰台に立つことを夢見たデモランであった。
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鈴鹿F1の火を再び!
懐かしいラルースに乗り込んだ鈴木亜久里の元に中嶋悟も駆けつけた。2人はまさに鈴鹿F1の象徴ともいえる存在だ。 (写真提供:鈴鹿サーキット) |
今年をもって、鈴鹿のF1日本グランプリはしばしの休止となる。
しかし、この20年間で培われた歴史と伝統は他には変えがたいものだ。今回デモ走行を行ったマシンも鈴鹿だからこそ映えるマシンばかりである。
F1界のドンであるバーニー・エクレストンは鈴鹿に対し、「フェイスリフトが必要」とのコメントを残している。フェイスリフトとはBMWが市販車のマイナーチェンジに使う言葉である。つまりはコースや設備の改修が必要だということだ。
今後、F1再開に向けて鈴鹿がフェイスリフトを行う可能性もあるだろう。個人的にはその前にこういった懐かしいマシンを集めたイベントや、引退した往年のF1ドライバー達が集いレースをする「GP MASTERS」などの開催を期待したい。
伝統と歴史を重んじることも大切だ。そして、そこから再び新しい伝説が生まれていくはずだ。 (写真提供:鈴鹿サーキット) |
私自身、鈴鹿で生まれ育った身であるから、開催休止は本当に寂しい。
また、僅かながら鈴鹿のF1に関われたことを幸せに思っている。
F1日本グランプリを根付かせた鈴鹿サーキットに感謝。
そして20年間の連続開催に大きな敬意を表したい。
多くのファンと同様に鈴鹿のF1復活を信じています。
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