鈴鹿サーキットが2007年のF1開催を断念(3ページ目)

伝統の鈴鹿、今後の開催は？

改修されたグランドスタンド。新設された巨大なVIPスイートは鈴鹿名物になりつつある。 （写真提供：鈴鹿サーキット）

新設計のF1向けサーキットが幅をきかす中で、ドライバー達の中には「チャレンジングな伝統のクラシックサーキットで走りたい」という思いもあるようだ。世界でも稀な立体交差を持つチャレンジングな「ドライバーズサーキット・鈴鹿」の開催が無くなるのはファン同様、ドライバーにとっても残念なはずだ。

しかし、2006年は開催を休止したベルギーGPの開催地「スパ・フランコルシャン（急坂を駆け上るオールジュと変わりやすい天候が有名）」が2007年は改修によってカレンダーに復帰したこともあり、今後富士のように全面改修とはいかなくても、手を加えることにより鈴鹿のF1再開もあり得るだろう。

何といっても決勝日だけで15万人以上が詰め掛ける鈴鹿F1だ。
ファンにとっては日本での２戦開催は喜ばしいことだし、F1運営サイドにとってもこの集客力は魅力的なはずだ。関係者の今後の努力に期待しつつ、10月に開催される20回目の鈴鹿・日本グランプリにも期待したい！

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