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全日本GT選手権最終戦レポート 綜警マクラーレンが初優勝!(2ページ目)

全日本GT選手権は美祢サーキットで最終戦を迎えた。激戦のチャンピオン争いを制したのは、auスープラとダイシン・シルビアという結果となった。波乱に満ち溢れたそのレースをレポート。

執筆者:松田 秀士

マクラーレンが久しぶりに優勝を飾った
レースはそのまま#30マクラーレンが独走で初優勝を遂げた。2位に#23GT-R、3位に#18NSX。シリーズポイントのトップ3がノーポイントに終わったこともあり、#38スープラの竹内浩典/立川祐路が念願のチャンピオンを獲得。もし2位の#23GT-Rが優勝していれば大逆転のチャンピオン獲得だった。なおチーム部門ではNISMOがチャンピオンとなった。

いっぽうGT300では、スタート直後の1コーナーで予選5番手の#24JCMタイサンGT3R(松田秀士)と予選3番手の#77クスコスバルインプレッサ(谷川)が接触して#77インプレッサがコースアウト。17周目の第3コーナー立ち上がりでトップの#62R&DスポーツダンロップGT3R(柴原)がスピン。それを避けた2番手の#19ウェッズスポーツMR-S(田中実)がコースアウト。

GT300クラスを制したのはシグマテック・MR-S
これで#24ポルシェ、#86プロジェクトμ・エスペリアMRS(松田晃司)、#7雨宮マツモトキヨシアスパラRX-7(松本)、#3ユニシアジェックスシルビア(井出)の順に。ランキングトップの#81ダイシンADVANシルビア(大八木)はペースが上がらず、順位を大きく落とし、シリーズ3位の#3シルビアとシリーズ2位の#7RX-7に逆転チャンピオンの目が出てきた。


僕、松田/西澤組も今季最高の2位表彰台で、年間ランキング5位となった
中盤の26周目に#86MR-Sがトップを奪取したが、ピットインの際にピットを間違えタイムロスして後退。ピット作業がひと段落すると#3シルビア(柳田)、#7RX-7(山野)、#24ポルシェ(西澤和之)、#71シグマMR-S(田嶋)、#62ポルシェ(密山)、#55イクリプスオメガタイサンバイパー(木下)の順に。そして58周目のバックストレートで#7RX-7がトップを奪ったが、#3シルビアも抜き返そうとした時にバランスを崩し2台は接触してコースアウト。その脇を#81シルビアが通過して行く。

これで#62ポルシェがトップに上がったがペースが上がらず、#71MR-Sが逆転トップに立ち初優勝のチェッカーを受けた。2位に今季初表彰台の#24ポルシェ、3位には最終周に#62ポルシェを抜いた#55バイパーがゴールしてこちらも今季初表彰台。クラス6位でレースを終えた#81シルビアの大八木信行/青木孝行が初のチャンピオンに。またチーム部門は松田秀士も所属するチームタイサンが獲得した。
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