気になるトヨタの動向
7月20日に行われた社長会見にて、「今後1年をめどに、小型車を中心にIMAを搭載したモデルを複数、国内市場に投入」とアナウンスされた。その第一弾が、10月発売のフィット・ハイブリッドとなる |
装備は119万円の『G』グレードをベースとしているようだ。事前資料でも「Gグレードからの追加装備」という風に書かれいる。その「追加装備」を見ると、機能面で一番大きいのがオートエアコンとクルーズコントロール、高熱線吸収/UVカットのプライバシーガラスといったあたり。
HIDライトや革巻きハンドルに代表される豪華装備は上級グレードのみ。新聞などのメディアだと「40万円高」と報じられているものの、装備内容を考えれば標準エンジンの20万円高くらいをイメージしてもらえばいいんじゃないだろうか。したがって価格は159万円あたりになるハズ。
2011年に発売を予定しているトヨタの小型ハイブリッド車は、10・15モード燃費で現行プリウスの38km/Lを超える43km/h。車両価格はフィットハイブリッドとほぼ同等といわれている |
さて。フィットハイブリッドをどう評価したらいいだろう。最大の「う~ん!」が2011年に発売されるヴィッツ級ハイブリッドの動向。このクルマ、先代プリウスの改良型システムを搭載する本格的ハイブリッドで、車両価格はほぼ同等。それでいて10・15モード燃費43km/Lらしい。
インサイトvsプリウスと同じく、比べられれば厳しいだろう。もちろんこのあたりはホンダだって解っているに違いない。どういった秘密兵器を隠しているのか大いに気になります。もし待てるならヴィッツ級ハイブリッドの詳細情報&価格を見てからでも遅くはないかと。