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プラグイン・プリウス、525万円のワケ(2ページ目)

プラグイン・プリウスがついに市場に導入された。気になるのは、525万円というちょっと手が届かないプライスタグ。一体何で525万円なのか? そのカラクリを紹介します。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

1万kmごとに3万円のお得

プリウスプラグインハイブリッド
官公庁や電力会社をはじめとする法人など特定利用者に対し、約230台をリースする。米国ではデモプログラムの位置付けで約150台を提供。欧州では、約200台をリースの予定だ

2年後の発売と言われる市販車はどうなるか? 当然の如く「高いなら誰も買わない」。毎日30kmの距離を移動する人だと、普通のプリウスのガソリン代は走行1万km毎に6万円。プラグイン・プリウスなら電気料金+ガソリン代で3万円といった具合。

10万km走って30万円差。必然的に30万円以上の金額差あると商品として成り立たない。おそらく2年後の市販車モデルは、補助金使って普通のプリウスの30万円高。2014年発売の次期型プラグイン・プリウスが補助金無しで30万高になると予想する。

プリウスプラグインハイブリッド
インテリアも基本的にはベース車と同じ。中央のモニタには、EV走行のサポート機能などのプラグイン・プリウス専用の情報画面が設定される

さて。プラグイン・プリウスの印象はどうだったか。結論から書くと、アクセルを少ししか踏んでいない時は現行プリウスの「EVモード」(可能な限りエンジンを掛けない設定)と全く同じ。プリウスだって低速域では電気自動車です。

大きく印象違うのが、アクセルを踏んだ時。通常の走行モードなら、バッテリー容量少なくなるまで(満充電しておくと20km程度走るそうな)、i-MiEVのようなEVである。モーターは普通のプリウスと同じモノを使っているそうな。

プリウスのモーター、けっこう強力だったのね。アクセルを深く踏み込んだり、バッテリー残量少なくなってくると、普通のプリウスの如く、エンジン掛かったりモーターで走ったりするハイブリッド車に戻る。市販車が30万円高で発売されたら買います。


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