ハイブリッドカーでもバッテリー上がりは起こる!?

 プリウス
意外なことにハイブリッドカーでも、バッテリー上がりによってクルマが始動できなくなることがあるのだ
ハイブリッド車のプリウスですが、実はモーターを駆動するハイブリッド用のニッケル水素バッテリーの他にも、普通のクルマと同じ鉛蓄電タイプのバッテリーも搭載されています。このバッテリーは、補器バッテリーと呼ばれ、ハイブリッドシステムの制御を行うコンピュータや電装系パーツの電源をまかなっているものです。

補器バッテリーは、トランクルーム内に設置されており、バッテリーそれ自体は一般的な自動車用バッテリーと同じものですから、使っているうちにバッテリー上がりを起こすことも当然あるのです。実は困ったことに、この補器バッテリーが上がってしまうと、いくらハイブリッド用バッテリーに電力が残っていても、ハイブリッドシステムを起動することができなくなってしまうのです。

普通のクルマと違って、エンジンの始動には使われないため、プリウスのバッテリーは容量自体はかなり小さいものですが(それでも代を重ねるごとに大きくなっています)、実は新品を購入するとなると、かなり高価なのに驚かされるかもしれません。モデルやグレードによっても搭載されるバッテリーのサイズは異なりますが、定価では4~5万円くらいはするようです。

バッテリー搭載位置
プリウスでは、補器バッテリーはトランクルームの隅に搭載されている
実はプリウスでは、室内(トランクルーム)にバッテリーがセットされるため、バッテリーが放電するときに発生する水素ガスを車外へ放出するための排気パイプが備えられたちょっと特殊なバッテリーが採用されているのです(やはりバッテリーがトランクに装着されるマツダ・ロードスターもそうでした)。その分、どうしても高価になってしまうのではないでしょうか。

だからと言って、サイズが近い普通のバッテリーを装着するのは危険です。バッテリーから発生する水素ガスが車内に充満すると、最悪は暴発などの危険性があるからです。ただ、通販などで検索すれば、プリウス専用バッテリーも定価の半額以下で販売されているようですから、DIYでバッテリー交換を出来る方であれば、そうした方法を試してみるのも手でしょう。


次ページでは、その他の注意点を紹介します