メルセデス、BMWに変わる選択肢
シート・ドアトリム・ルーフ・本木目パネルに様々な素材・カラーを設定したうえ、シート・インストルメントパネルの各ステッチカラーの選択することにより、3万通り以上の組み合わせが楽しめる内装カスタマイズプログラム「L-Select」を一部仕様にオプション設定している |
2台目はロングボディに設定された「バージョンUZ」。リアシートも左右独立で温度調整可能なエアコンや後席用モニターなどを装備する豪華グレードだ(インテリアカラーなどは相当自由に選ぶことが可能)。こちらは快適性を重視しているだけに、バージョンSZと比べると一段と滑らかな乗り心地。イメージで言うと「ベンツやBMWより気持ち劣るだけ」といったところ。もちろんいつ変速したかまったく分からない8速ATのスムースさやセルシオ時代から定評のあった静粛性は世界トップレベル。
クルマの仕上がりだけでなく、高級車としては個性に欠けていたマークレビソンのオーディオが低音をキッチリ出すようになったりと、今まで不満だった部分はほぼ改善されている。ベンツEクラスやBMW5シリーズからのステップアップを考えているなら、輸入車とは違ったキャラクターを持つレクサスLSも候補に入れたらいい。
撮影:尾形和美・カーセンサー