HSに乗るか、SAIを待つか
シーンに応じ、3つの走行モードを用意。燃費最優先で走行する「エコモード」やモーターのみで走行する「EVドライブモード」に加え、加速性に優れた俊敏な走りを楽しめる「パワーモード」も備える |
デザインは「これといった特長こそ無いものの、無難にまとまってますね」。フロントグリルの形状のみ「?」を付けておくが、プリウスのカッコ悪さに比べれば100倍くらい高く評価しておく。このクラスはトラッドなスタイルでいいかもしれません。
インテリアも車格相応の仕上がり。さすがベンツやBMWに対抗するブランドだからして、マークXあたりと比べれば使われている素材なども上質。いまどきナビのモニターがポップアップするタイプなので驚く。10年以上前の流行ですから。
「人を中心に考えたコックピット」として作られたインテリアは、情報を表示するゾーンと操作を行うゾーンが明確に分離されている |
運転席&後席に座ってみたら「おお! やっぱりプリウスより広いですね!」。リアシートの絶対的なサイズや、足下スペースの余裕は完全に一クラス上のクルマである。クラウンから乗り換えても何ら不満の無い居住性を確保出来てます。
「レクサスにしては頑張りましたね!」なのが価格設定。395万円のベーシックグレードでも、ナビやHIDライトなどを標準で装備している。プリウスを同等の装備内容にすれば300万円近くなってしまう。レクサスの価格、今まで強気過ぎたと思う。
ちなみにHS250hのトヨタバージョンとなる「SAI」(彩)は今秋発売予定。おおよそ300万円前後になると予想されている。こいつを待つべきか、それとも一度レクサスに乗るか? HS250hの試乗レポートは8月上旬にお届けします。
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