LEXUS(レクサス)/LEXUSの車種情報・試乗レビュー

IS250Cはレクサス初の「いいクルマ」(2ページ目)

インテリジェントスポーツと称されるレクサスIS250にオープンモデル「IS250C」が登場。オープンでは華やかな印象を与え、トップを閉じればクーペそのもの。魅力的なクルマに仕上がっているという。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

嬉しい価格設定に充実の装備

IS250C
レクサスシリーズの弱点だった、荒れた路面でのトヨタ車的な乗り心地は大きく改善。欧州プレミアムブランドの乗り心地に近づいてきた

不思議なことに、レクサスシリーズの大きな弱点である乗り心地の安っぽさ(良好な路面だと滑らかなのに、デコボコあると途端に普通のトヨタ車になる)は大幅に改良されている。BMWにこそ届いていないが、新型クラウンを除くトヨタ車よりは完全にワンクラス上の質感を持つ。

搭載されるエンジンは215馬力の2.5リッターV6。滑らかに変速する6速ATを組み合わせている。「何で3.5リッターを搭載しないのか?」と思う人もいるだろうけれど、絶対的な性能は2.5リッターで全く不満無し! というかパワフルなエンジンを搭載する意味がない。

IS250C
寒い時期のオープンに必須のシートヒーターはもちろん、様々な装備がフル装備される

何より評価できるのが価格。専用の2ドアボディを持ち、手の込んだ電動トップとしたにも関わらず、標準のIS250より100万円高いだけの495万円(本革シート仕様だと535万円)。こら相当頑張った値付けだと思う。レクサスも「強気の価格設定じゃ売れない」と考えたんだろう。

装備内容だって充実している。布シート仕様も寒い時期でもオープンを楽しめるようシートヒーターが標準。ナビゲーションシステムから、サイドエアバッグ、VSCに代表される安全装備、HID、クルーズコントロールなどフルに付く。ぜひともディーラーで実車を見て欲しい。

撮影:尾形和美・カーセンサー
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