ノンビリ流しても楽しめる
“走り”を支えるために様々な改良が施されたインテリア。強力なコーナリングに耐えられるように、低ヒップポイントを実現。ペダル、ステアリングの位置を見直し、操作性を向上させた |
足回りはこれまたプロトタイプと同じ。比較計測をしていないためハッキリ解らないが、GT-Rと同等のコーナリングスピードかと。本格派スポーツカーとしてのメンツをしっかりキープ出来る実力だ。乗り心地の良さも改めて感じる。
このくらい快適なら街中をノンビリ流すような使い方だって何ら不満無し。従来型のZ、走り出すや、ずっと身体を揺さぶられちゃいましたから。いろんな意味で洗練されたスポーツカーになった。飛ばさなくちゃ楽しめないスポーツカーは時代遅れです。
ディメンションは4250×1845×1315。先代よりもホイールベースを100mm短くしたが、一方でボディ幅は30mm拡大している |
ただ前回も書いた通り、日本の道だと明らかに一回り大きい感じ。アメリカ市場を最優先したためなのだけれど、車体の見切りも悪く狭い駐車場じゃ気を使う。3リッター程度のエンジンで車体も一回り小さかったら私も欲しくなったろう。
さて。7速ATか6速マニュアルか? 困ったことにどちらも魅力的だ。こらもうユーザーの好みにおまかせしておく。迷った場合、毎日の足として使うならAT。休みの日の相棒として考えているならマニュアルをプッシュしたい。
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撮影:篠原晃一・カーセンサー