正統派が女性にモテる

ラパンフロント
“身近な雑貨や家具のような愛着のもてる道具”という発想から誕生したラパン。丸みのある個性的な箱型フォルムを継承しつつ、フロント・リヤエンブレム、ヘッドランプなどにラパンマークを配置したりと遊び心を感じさせる

100年に一度と言われる不況の中、唯一元気なのが軽自動車ジャンルである。冷静になって考えてみると、今や自動車無しの生活など考えられない。けっこうな台数の“実需”はあるのだ。

となれば自動車メーカーだって黙っていない。少しでも販売台数を伸ばすべく、細分化する作戦に出てきた。今回紹介する「ラパン」は、若い年齢の女性をターゲットに設定したモデルだという。

こう書くと、メルヘンチックなインテリアやフワフワの乗り心地を持つクルマなのかと思うかもしれないが、そうじゃない。昨今の若い女性って、案外オーソドックス。特にクルマを選ぶときは正統派だったりする。

ラパンインテリア
オーディオとの一体感を持たせシンプルに作られたインパネ。高い質感と居心地の良さを両立しており、レザーなどとはまた違った魅力を感じる

ラパンの場合、インテリアの質感を大幅に向上させた上、落ち着いた色遣いをしており、私のような50歳のジジイでも「これなら乗れますね」と思うほど(エクステリアは先代のイメージを引き継いだ)。

強いて言えばドアパネルの内側に付いた丸い写真入れと、至る所にあるウサギの意匠が女性ユーザーを意識した点だろうけれど。この2つも目立つワケじゃない。全体的には落ち着いたクルマに感じます。

クルマのハード面は新型ワゴンRと同じシャシやエンジンを使う(車重のみ50kgほど軽い)。そんなことから、試乗するまで「同じような乗り味でしょうね」と予想していた次第。