新型は2ランク上質!
新型ノア/ヴォクシーのエンジンは、使いやすさを重視した設定。低速トルクが豊かで運転しやすい。写真はヴォクシー。ノア、ヴォクシーともに価格は199万5000円~285万5000円 |
まず試乗といこう。1台目は人気グレードとなると予想されている「ヴォクシーX“Lエディション”」。走り出してすぐ感じるのが「低速トルク豊富で運転しやすい」という点。標準グレードに搭載されるエンジンは先代のエンジンに比べるとカタログ上の数値で劣るものの、普通の乗り方で使用する回転域での扱いやすさを重視したミニバン向けのセッティングになっている。
組み合わされるCVTも滑らかで快適。静粛性や回転のスムースさだって文句ない! ハンドリングと乗り心地のバランスは、高い評価を得ていた先代モデルより一段と良くなった。乗り心地もボディ剛性の向上が効いているようで、2ランクくらい上質になっている。これまでミニバンがニガ手としていた動力性能やハンドリングは、もはや2リッタークラスのセダンと並んだと思う。
こちらはノア。ディメンションは両車共通で、全長×全幅×全高4595~4630×1695~1720×1850~1875mm。5ナンバーモデルと3ナンバーモデルを用意する |
ハンドリングもインチアップされたタイヤサイズ等により、シャープな味付け(標準グレードに対して乗り心地の悪化は感じられない)となっているので「背の高いミニバンでも元気に走りたい」とか「8人フル乗車が多い」というユーザーだったら、こちらを選ぶのもいいだろう。
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