カムリを猛追する裏番長
世界的に注目を集めるIMV。左がピックアップのヴィーゴ、右がSUVのフォーチュナー |
トヨタの世界戦略車と言えば、皆さんカローラとカムリ、ヴィッツをイメージすることだろう。2006年の世界生産台数を調べてみたら、カローラ145万台。カムリ75万台。ヴィッツ56万台という具合。ホンダのベストセラーであるシビック75万台や、日産トップのフロンティア(ピックアップトラック)36万台という台数を見ても、前出3モデルの台数は凄い!
しかし! 最近急激に生産台数を増やし続けている「IMV」(正確に言えばコンセプト)なる裏番長的なモデルがある。2006年の生産台数およそ70万台! 2007年にはカムリを抜くだろうと言われており、カローラに届く可能性も出てきた。ところが我が国のマスコミはIMVの情報を伝えない。果たしてどんなクルマか? タイで試乗してきたので紹介しよう。
書き遅れたが、IMVの意味は「新的かつ国際的な多目的用途車」(イノベーティブ・インターナショナル・マルチパーパス・ヴィークル)。つまり世界規模で展開するSUVをイメージしていただければいい。優れた悪路耐久性を持つ強固なスペースフレームに、ピックアップトラックと、3列シートミニバン、SUVという3タイプのボディを架装している。
IMVの詳細は次ページで。