足回りも従来型と全く違う。スカイラインやステージアと同じFRシャシをベースに、フェアレディ専用のセッティングとした。日産に聞くと「ロングランしても疲れないフラットライドな足回りとしました」。
これ、スカイラインの時にも聞いたこと。困ったことに評価はあまり高いと言えない。いや、私など積極的に「あまり好みでない」と評価しているほど。このあたり、どういった味付けになっているか楽しみ。ちなみに試乗出来るのはお盆明けになりそう。ディーラーでの発表展示会も8月24日と25日に予定されており、それまではスペックを見てイメージするしかない。もし購入を考えているなら、試乗記が掲載されるまで待ちか?
個人的に気になるのが『バージョンST』なるグレード。18インチの45タイヤを履き、ブレンボのブレーキを標準装備するスポーツグレードで、ミッションもマニュアルしか設定されていない。価格はベース車の60万円高。これだって装備内容を(スピン防止装置VDCや、キセノンヘッドライトも付いてくる)考えれば従来型のターボ車よりお買い得だ。
アメリカでは発表前から大いに話題を集めており、早くも8千台のバックオーダーを受け現在は商談を中断しているそうな(日本は千台)。本格的なスポーツカーに乗ってみたいと考えているなら、最高のチョイスだと思う。発表展示会でぜひ味見してみたらいかがだろう。