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この秋、メカニカルウォッチについて深く学ぶ 「腕時計雑学ノート」開講

学習院生涯学習センターで、腕時計講座がこの秋も開講します。機械式時計の魅力をより深く知りたい人にはうってつけの人気講座。メカやデザイン、文化面など、多角的に時計の魅力を探ります。

執筆者:本間 恵子

見て、さわって、使う。そんな時計への接し方を一歩先に進めて、時計を“知る”という知的な楽しみを教えてくれる講座が、まもなく始まります。

東京都豊島区にある学習院生涯学習センターでは、腕時計に関する講座が毎年開かれています。メカやアンティーク、ジュエリーウォッチなど、多岐にわたる内容と個性あふれる講師陣の顔ぶれから、リピーター受講者も少なくない名物講座。春にはバーゼルフェア・ジュネーヴサロンの最新トレンドを速報する無料講座も開かれますが、こちらには一般の時計ファンだけでなく時計業界やマスコミ関係者までが聴講に訪れ、大きな教室がいっぱいになるほどです。

そしてこの秋開講するのは、ジャーナリストの並木浩一氏による『腕時計雑学ノート』。腕時計を客観的に眺め、評価し、文化としての腕時計選びの視点と視座を養う内容です。「腕時計って何?」「どんな腕時計がいいの?」といった素朴な疑問への回答から、哲学との関連、表象文化論、芸術論までを織り交ぜた考察が、全4回の講義で熱く展開されます。

今回のユニークな点は、アール・デコと腕時計の関連性が語られるところ。1920年代のフランスを席巻したアール・デコは、カルティエやヴァン クリーフ&アーペル、ブシュロンなどの一流ジュエラーに大きな影響を与えました。このデザイン運動が、現代の腕時計にどう結びついていくのか? 角形やトノー形ウォッチが気になる人にとっては聞き逃すことのできない講義になりそうです。

講師の並木氏から、All Aboutユーザーの皆さんへ、メッセージをいただきました。
「腕時計は自然科学的な“機械”である一方、人文科学的な“芸術”であり、社会科学的な“装置”でもあります。今回の講座では、その“腕時計が単なる機械以上のものである面”を追っていきます。腕時計を多面的に考えたいひと大歓迎です」

■2003年秋期講座 講義日程:隔週水曜日 19:00~20:30(90分)
第1回 10月 8日/なぜ機械式にこだわるのか
第2回 10月22日/腕時計の意味と象徴
第3回 11月 5日/スイス腕時計の歴史と現状
第4回 11月19日/アール・デコと腕時計

講師:並木浩一(月刊エグゼクティブ編集委員。著書に『腕時計一生もの』『腕時計雑学ノート』)
受講料:12,000円(全4回)
教室へのアクセス:地図≫≫

■問い合わせ・申し込みは、学習院生涯学習センター 電話03-5992-1040
WEBサイトは、www.gakushuin.ac.jp/open/
トップページ>講座一覧>暮らしを豊かに>腕時計雑学ノート(講座番号056)

 

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