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NYファッションが変身!最新の傾向とは?(3ページ目)

「機能的」「シンプル」「キャリアウーマン向き」……ちょっと前までのNYファッションの一般的なイメージはこんなかんじ。でも、最近はずいぶん変わってきました。今回は、変わりゆくNY最新トレンドを解説します!

宮田 理江

執筆者:宮田 理江

レディースファッションガイド

傾向1.ロマンチックテイスト

ソーホーにある「キャサリン・マランドリーノ」のウインドーディスプレイ
ソーホーにある「キャサリン・マランドリーノ」のウインドーディスプレイにもフェミニンな雰囲気がいっぱい。※クリックすると拡大します!
女性らしいフェミニンな印象のアイテムを、サラッと普段から着こなすスタイル。適度な甘さが魅力的なブランドが日本でも大人気です。

■代表ブランド:アナ・スイ(Anna Sui)、キャサリン・マランドリーノ(CATHERINE MALANDRINO)、 ジル・スチュアート(Jill Stuart)、シンシア・ローリー(Cynthia Rowley)、ナネット・レポー(nanette lepore)、レベッカ・テイラー(rebecca taylor


傾向2.セレブカジュアル

ジェニファー・ロペス
「スイートフェイス」というブランドを設立し、NYコレクションにデビューしたジェニファー・ロペス。コレクションでは、正に「セレブカジュアル」の代名詞と呼ぶに相応しいアイテムの数々を披露しました。
いわゆる「セレブカジュアル」は米国発の流行です。歌手で女優のジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)は2005~2006年秋冬から自分のブランド「スイートフェイス(Sweetface)」でNYコレクションにデビューしました。あちこちに毛皮を使った「セレカジ」風のテイストです。「イミテーション・オブ・クライスト(IMITATION OF CHRIST)」は女優のタラ・サブコフがデザイナーを務めています。

2006年春夏からは米国の歌手で女優のグウェン・ステファニ(Gwen Stefani)も自分のブランド「L.A.M.B.」(ラム)でNYコレクションにデビューしました。そのほかにもポップスグループ「デスティニーズ・チャイルド」のメンバーとして知られた歌手・女優のビヨンセ・ノウルズ(Beyonce Knowles)も新ブランド「ハウス・オブ・デレオン(House of Dereon)」をスタートさせています。


傾向3.エディター・業界系

ファッション雑誌の業界から生まれたブランドが勢いづいています。エディター(編集者)のセンスが光ります。

「サクーン(THAKOON)」は「ハーパーズ・バザー(Harper's Bazaar)」の元編集者、サクーン・パニクガル(Thakoon Panichgul)氏が立ち上げた新進ブランドです。ニューヨーク発のバッグブランド「ボトキエ(Botkier)」は日本でも大人気。デザイナーは元ファッション・フォトグラファーのモニカ・ボトキエ(Monica Botkier)氏です。



傾向4.ストリート系

ストリートファッションの吸収は近年のNYファッションの目立った傾向です。 旧芸名「パフ・ダディ(Puff Daddy)」で知られた米国のヒップホップ・ミュージシャンでファッションデザイナーでもあるショーン・コムズ氏は2005年秋にレディースライン「ショーン・バイ・ショーン・コムズ(Sean by Sean Combs)」を立ち上げました。ストリートのにおいとゴージャスなセレブ感覚をミックスした新スタイルです。

「アディダス(Adidas)」人気に火を付けたのが、NYのヒップホップ・ミュージシャンだったのは有名な話です。その縁もあってか、2006年春夏シーズンからは「アディダス」と山本耀司氏のコラボブランド「Y―3」(ワイ・スリー)は発表の場をNYコレクションに移しました。


傾向5.クラブ系

ベッツィー・ジョンソン
「ベッツィー・ジョンソン」はセクシーアイテムが揃っており、日本よりリーズナブルに手に入れることができる。
NYファッションの発火点の一つがクラブ。日本では子供の夜遊び場というイメージがありますが、NYではおしゃれな大人のたまり場です。クラブライフから生まれたファッションもあり、代表的なブランド「ベッツィー・ジョンソン(BETSEY JOHNSON)」をはじめ、「ジェレミー・スコット(Jeremy Scott)」、2人組が手がける「ヘザレット(Heatherette)」、3人組のユニット「アズ・フォー(AS FOUR)」などはパンチの利いた「見せる服」が持ち味です。


傾向6.ワールドワイド

ヴィヴィアン・タム
「ヴィヴィアン・タム」は、ワーキングウーマン御用達。
国際色の豊かさもNYならでは。ブラジル人デザイナーの「アレクサンドル・ヘルシュコヴィッチ(Alexandre Herchcovitch)」は緑や赤といったラテンテイストの派手な原色使いが得意です。中国系の「ヴィヴィアン・タム(VIVIENNE TAM)」「デレク・ラム(DEREK LAM)」、着物を思わせるカシュクールワンピースが得意な「ダイアン・フォン・ファステンバーグ(DIANE von FURSTENBERG)」などアジアンテイストのブランドも注目されています。


次のページでは、「ここに行けばNYのトレンドが分かる!」と大評判のショップをご紹介します!


・Page 1:NYファッションが変わってきた!
・Page 2:NYコレクションの傾向
・Page 3:NYスタイル6つのトレンド
・Page 4:NYトレンドを知りたいならこのお店!


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