色の影響力を活用しよう!
毎日持ち歩くスマートフォンは色の力を取り入れる格好のアイテム
色は見る人の不安を少なくしたり、淋しさを和らげることができます。見る人を目覚めさせたり、血行を良くしたり、ホルモンの分泌をさかんにする効果もあります。このように、色は、私たちの心や身体に働きかけるパワーを持っています。
スマートフォンや携帯電話は、毎日持ち歩くもの。私たちが最も手に触れる機会の多い、身近な「色」と言えるでしょう。
色が持つ影響力を知っていると、ちょっとした気分転換に活用できるはず。どんな色がどのような効果を持つのか、まとめてみましたので、ぜひ、参考になさってください。
■SILVER
シルバーはリラックスさせてくれる色です。より静かでシンプルな環境を求める時、一人で居たい、胃腸をいたわりたい、疲れた、休みたい、直感に従いたい……そんな気分の時、シルバーは効果を発揮するようです。
■WHITE
白は気持ちを浄化してくれる色です。他人への不満、怒り、ねたみ、憎しみなどを洗い流すように清めてくれる色なので、見たり着たりするうちに体が軽くなったり、イヤなことが気にならなくなってくる効果もあるようです。
■BLACK
黒は自信を与え、落ち着かせる色です。イヤな人やイヤな刺激から身を守るシェルターとして機能します。黒にはつつみ隠す作用があり、人は無意識のうちにネガティブな自分を黒で隠したがるようです。
■BLUE
青は精神的なストレスによる不安や頭痛などを和らげやすい色です。やらなくてはならないこと、考えなくてはならないことが山積みで、どうしていいのか分からない時、落ち着かせ、冷静な判断を助けてくれるでしょう。
■PINK
ピンクは幸せな気分を増幅し、幸せの中でこそ感じる「こんなに幸せでいいのか?」という不安を軽くしてくれる色です。ピンクは血行を良くし、すべての人を元気にするリハビリカラーです。
■RED
人は怒りがたまってくると赤を求めます。赤を見ることで、怒りが発散されやすくなるので、体が赤を求めて自らの精神のバランスを回復させているのです。赤は血圧を上昇させ体を活動しやすくし、やる気にも火をつけてくれる色です。
■GREEN
緑は、血圧をその人にとってベストなレベルに安定させ、血行を良くして皮膚や粘膜が美しく健康に保たれるのを助けます。すべてのバランスをとるように働きかける色なので、緑を見るとイライラが鎮まり、ふさいだ気分に明るさを取り戻してくれるでしょう。
■ORANGE
オレンジ色は、沈んだ気分を明るくして、元気をとりもどしたいときにサポーターになってくれる色です。不安をとり、リラックスさせる色なので、本当は人前が苦手な人にもおすすめです。
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スマートフォンはカバーをつけたり、待ち受け画像を変更することもできます。気分や心身の状態に合わせて、色のエネルギーを上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。
【参考文献】
『色で売る〈2〉新時代のカラーマーケティング入門』(高坂美紀著/2003年/ビジネス社)
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