カラーコーディネート/カラーコーディネート関連情報

ディープトーン~クラシカルな色

2005年秋はクラシカルなファッションが注目されています。クラシカルな色、秋らしい色といえば、「ディープトーン」。「ディープトーン」でトレンドと季節感を演出しましょう!

松本 英恵

執筆者:松本 英恵

カラーコーディネートガイド


記事「色の三属性とイメージ」に引き続き、色の基本を身につけるためのミニレッスンをお届けします。

今回のテーマは「ディープトーン」。秋らしいイメージづくりにぴったりな色をご紹介します。


CONTENTS
Page1:トーン(色調)とは?
Page2:ディープトーンの特徴
Page3:おすすめカラーコーディネート
Page4:パーソナルカラーとの関連
Page5:日本、フランス、中国の伝統色

トーン(色調)とは?

記事「色の三属性とイメージ」では、色相(色み)、明度(明るさの度合い)、彩度(鮮やかさの度合い)といった色の三属性をご紹介しましたが、日常生活の中では、「明るい、暗い」、「濃い、薄い」、「鮮やかな、くすんだ」というように、色のおおまかな印象を、言葉によって表現するのが一般的です。

「明るい」という言葉には、明度の高さだけでなく、鮮やかさも含まれているのに対して、「薄い」という言葉には、明度の高さと彩度の低さ(色みの少なさ)が表現されています。

このような色の表わし方をトーン(色調)と言います。トーンは、明度と彩度が複合された、色の印象を表わす方法です。
 

 
ディープトーンは、低明度、高彩度に分類されます

ディープトーンは、低明度、高彩度に分類されます

 


トーン分類には様々な系統がありますが、ここでは代表的な12分類をご紹介します。上の図は赤の色相を12種類のトーンに分類したものです。横軸は彩度(鮮やかさの度合い)、縦軸は明度(明るさの度合い)を表わしています。右にいくほど鮮やかに、上にいくほど明るくなります。

トーンを知ると、色の印象をおおまかにとらえることができますし、配色調和を考えたり、パーソナルカラーを活用する手がかりにもなるので、非常に便利です。今回は、ディープトーンをテーマに、活用術をお届けします!

まずは、ディープトーンの特徴を確認しましょう!

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