子供の英語教育/子供英語関連情報

世界に飛び出そう!夏の米国ホームスティ(2ページ目)

ぜひ、子どもに体験させたい!ただの語学留学じゃつまらない。英語はただの道具にしかすぎないことを体験してみよう。

清水 万里子

執筆者:清水 万里子

子供英語ガイド

米国4-Hクラブとは何?


4つのHとは、下記を意味しています。

 ・Head(明確に考えることのできる頭)
 ・Heart(誠実と友情に富む心)
 ・Hand(社会に役立つ腕)
 ・Health(より健康な生活)

アメリカ政府農務省内と全米各州立大学に本部があり、learning by doing(生活を通して学ぶ)が合言葉。活動は多岐にわたっています。公的機関であり大規模組織で歴史がある。これが4-Hクラブです。

内容やスケジュール


このホームスティプログラムを取材をしていて驚いたことが3つありました。

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家族の一員になる経験。お手伝いも当然。一緒に過ごす時間が大切である。
私が最初に驚いたこと!参加者が一人ずつ異なる都市に滞在することがあるそうです。たとえば、3人がユタ州でホームスティすることになった場合、それぞれが異なる都市でそれぞれの家族と過ごします。ユタ州といっても広いですから、仲間の滞在する都市まで飛行機で一時間かかることもあるそうです。同じ団体で参加した仲間が東京と大阪でホームスティする感覚ですね。つまりまったく一人になるわけです。大きく成長するはずです。

二つ目は、ホームスティ先の家族に参加者と同年代の子どもがいることです。この点はかなり意識されて選択されているそうで彼らはホストフレンドと呼ばれています。また、これらの家庭はすべて無償ボランティア。これには驚きました。普通、ホームスティにはお金がかかります。有料ホームスティが当たり前となっている時代に、「家族の一員となる関係に金銭のやりとりはないほうがいい」 という考えが基礎にあるプログラムです。

三つ目は参加者の満足度の高さ。アメリカの家族たちのホスピタリティ精神に触れた参加者の感想文から大きな成長が読み取れます。次の感想文はワシントン州に滞在した小学校5年生の男の子が書いたものです。抜粋して書いておきます。



レニア山では、富士山のようにゴミだらけではなく、どこにもゴミが見当たらなかったことが一番印象に残りました。また、お父さんはシェリフ(警察官)だったのでバッチのついた制服を着せてもらいました。家ではみんなお手伝いをしました。言葉はボディランゲージが大切だということがわかりました。考え方はみんなプラス思考でどんどんきました。別れの時は泣いてしまいました。今でも思い出すと悲しい・・。逆ホームシックになりそうです。(ワシントン州に参加:小学校5年生男子)


ユートレック国際交流センターが3月から「アメリカ国際交流説明会」を全国各地で開きます。毎年90名ほどが参加する人気プログラムです。ホームスティ先の確保の関係から申し込みは早くするほうがよいようですよ。

>>次のページでは説明会の予定とガイドの編集後記>>
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