大学で行われる教員のための研修会
■国立大学法人主催の教員研修公立小学校は各都道府県にある教員養成を目的とする大学と強いつながりがあります。国立大学法人の大学は都道府県の教育委員会と協力して教員研修プログラムを作っています。大学で行われる研修会は基本的に無料で参加できるところが多く、参加者も多いのが特徴です。
愛知教育大学の講座。小学校の先生たちが外国語活動のヒントを得ようと集まった。講座は多種多様。先生たちは興味ある講座を選ぶことができる。(写真:愛知教育大学、高橋美由紀教授提供) |
国立大学法人、愛知教育大学の小学校外国語活動教員研修会は一昨年よりスタートしました。第2回目の研修会は全国から参加者も多く、前年度を上回る参加者数でした。私も研修講座を担当させていただいています。参加費は無料なのがうれしい研修会です。この研修を企画した高橋美由紀先生(愛知教育大学教授・京都大学博士:地域研究)からお話を伺いました。
「小学校外国語活動の必修化に向けて実施したこの研修会には、延べ900名余の参加者がありました。『英語ノート』を効果的に使用するための指導法や、拠点校の事例報告、ティームティーチングや小中連携模擬授業、電子黒板を活用した指導法の体験型の講座、講師と参加者の交流の場であるランチョンセミナー等の内容で行いました。参加者が主体性を持って取り組める講座が多く、理論的な背景に基づいた実践指導の講座が好評を得ました。」
大学で行っている研修会ですが、一般の人も参加できます。小学校での英語教育、児童英語教育に興味のある人なら誰でも参加可能です。大学生、主婦の人も子どもの英語教育に興味があれば内容も楽しんで学べるでしょう。
写真中央で講演するのは文部科学省の太田光春先生。小学校から高等学校までの英語教育について語った。 |