子供の英語教育/子供英語関連情報

英語教室選びは先生の見極めが肝心

そろそろ英語教室に通いたいと思ったら、まず見極めたいのが「先生選び」。ネイティブの先生、日本人の先生、選択はいろいろあるけれども、その人の人間性をよく知ることから始めたいですね。

清水 万里子

執筆者:清水 万里子

子供英語ガイド

こどもと合うかどうか・・先生の見極めが大切。
子どもと合うかどうか・・先生の見極めが大切。
そろそろ4月から通う英語教室を選ぶ時期になりました。英語教室を選ぶとき一番のポイントは、そこで教える先生です。

どんな先生が自分の子供に英語を教えてくれるのか気になりますね。日本人の先生?ネイティブの先生?選択はいろいろあると思いますが、世の中にはいろいろな児童英語の先生がいますから親はその見極めをしっかりしましょう。

先日、ある講座の講師をしている人から話を聞きました。「実はね、なんだかイヤな気分になっちゃったんですよ。」と講師をしている私の友人。「何がイヤだったのですか?」と尋ねると、次のような話でした。

ウチの子、インターに通っています。

彼女の教えるクラスに小学校でボランティア講師として英語を教えているという女性(Aさん)がいるそうです。歳は35~40位でしょうか、子供は二人。英語指導の講座を受講した理由を尋ねると、Aさんはこう言ったそうです。

「下の子がインターナショナルプリスクールに行ってて、学費がかかるんです。私は自宅で英語教室を開いているのですが、小学校で英語を教えている、と言うと箔が付いて教室に通ってくれる生徒数が増えるから、無料のボランティアでも、まぁいいかって思っています。でも小学校の英語の教え方があまりよくわからなくて講座を受講しました。」

つまり、Aさんは小学校のボランティア講師の金銭面待遇には満足していないけれども、小学校で英語を教えることは自分の英語教室のイメージアップに繋がり、生徒が増えることを期待している。その結果、自分の子供が学費の高いインターナショナルプリスクールに通うことができるということです。

私の友人は「小学校で教える子供たちのことを考えているのかしら?」と非常に不愉快な思いをしたそうです。「教員免許は?」との質問に「持っていないけど、まっ、J-SHINEを取ればいいっか!」という発言も・・。

Aさんの英語教室に子供を預けたいですか?

私はこの話を聞いて、「う~ん・・」と考えてしまいました。自宅で英語教室の先生をしながら、小学校の英語ボランティア講師をする人は大勢います。たしかに心のどこかにはAさんのような気持ちもなきにしもあらず。Aさんのようなケースはよくあることでしょう。でも、“インターの学費を捻出するための宣伝”と割り切って小学校で教えるというのもあまり感心しませんね。

そこで考えたいのは、Aさんの主宰する英語教室に子供を預けたいでしょうか?小学校で英語を教えているということはAさん自身が考えているように箔付けになるのでしょうか?

英語教室を選ぶときは、そこで教える先生がどんな考えをもつ人なのかよく考えて選びたいですね。私だったら自分の子供をAさんの英語教室に預けたくないです。適当に教えられそうですし、もし何か問題が起きたら、親のせいにされそうですから。

>>英語教室を選ぶときには>>

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