具体的な小学校英語の教科書(副読本)
写真は開隆堂のSunshine Kids 1。 3・4年児童用の(教科書)副読本です。 ¥494税込 *学校専用書です。 |
参考までにいろんな教科書(副読本)をご紹介しましょう。
各教科書開発会社が制作している教科書(副読本)の特徴を比較してみると、面白い特徴がわかってきます。
小学校英語活動のねらいをどこにもってくるかによって、内容が微妙に異なります。これは制作に関わる著者たち自身が小学校英語にどのような考えを持っているかで、教科書の特徴が決まってきます。
■開隆堂は「小学校英語アクティビティブック Sunshine Kids(サンシャインキッズ)を出しています。中学英語教科書Sunshineの小学生版というところです。英語でのコミュニケーションを大切にして活動できるように考えられています。20単元はすべて児童同士のコミュニケーションができるようになっています。意識的に英語文字を使用していないのが特徴的です。
■三省堂は「小学校英語活動用教材 Kids Crown(キッズクラウン)を出しています。こちらの面白い特徴は、実際に教科書を使う子供たちが住んでいる街をテーマにできるよう、オリジナルテキストを作成できること。例えば、横浜市だったら、横浜のことを英語で言えるように地図を挿入したり、文化的な内容を含ませたりできます。
■東京書籍は「小学校英語活動・国際理解副読本」としてJunior Horizon Hi, English!(ジュニアホライズン ハイ、イングリッシュ)を出しています。英語活動と国際理解を同時に意識した作りになっています。また、米国のLeapFrog社と提携して、自学自習が可能な音声ブックも作成しています。米国で成果を挙げている方法をいち早く取り入れているのがすごいところです。
光村図書の高学年用テキスト。横幅広なのが 珍しいですね。内容も目先が変わって楽しいです。 ¥550税込 *こちらは一般の方も購入できます。 |
■光村図書は「小学校英語活動用テキスト」としてJunior Columbus 21(ジュニアコロンブス21)を出しています。こちらは子供の英語で学ぶ学習内容を意識しています。例を挙げるとWhat's this?の単元では動物の身体の一部だけアップにした写真、数字では長さの単位などを学習しています。ちょっと珍しいタイプのテキストです。
教科書(副読本)は現状ではあくまでも参考程度にするものなので、各社のカリキュラムは異なります。
先生にとっては、まったく何も無いよりも、一年間のある程度の流れや内容を決めることができるので重宝できます。どれも児童用のテキストなので、色もカラフルで楽しく英語で学べるようにページのあちこちに遊び要素を多く含んでいます。