絵として覚える英語
子供には「英語が見える」環境を作っておけば、目から自然に形を覚えていきます。1歳や2歳ではアルファベットを文字として見ることはありませんが、子供たちは「絵」としてその形を心に残していきます。これを英語教育の言葉で言うとサイトリーディングと呼んでいます。
例えば、dogとcatを比べてみましょう。拡大します。アルファベットの周りに四角い線でギリギリ囲ってみてください。出来上がった形は少し凸凹がついていますよね。
dog - cat
白い画用紙の形に注目! このような形で全体を把握します! |
子供はこんな風に全体の形を覚えて「絵」のように脳裏に焼き付けていきます。子供の頃から見ているとなんとなく形を覚えて、フォニックスを習うころから読んで意味がわかるようになります。英語の場合は26文字だけなので、配列さえ覚えればどんな単語も読めるようになります。
子供の英語教室が使うカードの犬の絵の横にdogと書いて見せているのはサイトリーディングの効果をねらって書いてあります。dogを無理に読ませようとしているわけではありません。いつか絵と文字がつながりますから印象に残しておこうというものです。
ABCチャートは子供の目につくように
丸善や紀伊国屋のような大きな書店に行くと、アルファベットチャートがあるのを見たことがありますか?ぜひ壁に貼るタイプのチャートを選んでください。そして子供の目の高さに貼って欲しいと思います。英語教室でよく見かけるタイプのABCの文字は教室の壁上部に列車に乗った動物とアルファベットが並んでいますね。これは公共のものですから見るだけです。
では、どのようなものを選べばいいのでしょうか。次のページへ。