子供の英語教育/インターナショナルスクール

インターナショナルスクール東京都内一覧!2019年最新版

日本インターナショナルスクール協議会への加盟条件を満たした東京都内にあるインターナショナルスクール・アメリカンスクールを紹介します。都内には「インターナショナルスクール」と名前の付くスクールは数多くありますが、加盟校は審査された条件を満たすスクールなので選ぶ際の参考になるでしょう。

清水 万里子

執筆者:清水 万里子

子供英語ガイド

インターナショナルスクールに加盟する際の必要条件

インターナショナルスクール一覧 東京都内

東京都内にあるインターナショナルスクールをチェック!サマースクールや学童運営のスクールも

日本の学校教育を受けずにインターナショナルスクールを選ぶ理由もさまざまですが、自由で明るい雰囲気のあるインターナショナルスクールは、子どもの育つ教育環境を考える親の選択肢の一つになってきました。

■加盟する際の必要5条件文部科学省HPより引用)
  • 学校運営を行う委員会を備え、校長や教員は有資格者であること。 
  • 設立してから3年間以上の継続的な運営がなされており、文章化された教育理念や目的を有し、評価機関による認証を得ているか、認証の候補校となっているか、または認証を得ていない正当な理由があること。 
  • 英語によるカリキュラムを有しており、幼稚園、小学校、中学校、高等学校のいずれかの段階の課程を備えていること。 
  • 国際性を有し、カリキュラムにおいて多国籍の生徒について配慮がなされていること。 
  • 健全な経営計画と資金により持続的な運営が可能であり、十分な施設を有していること。

ここでは、都内にある幼~小、幼~小~中、または、幼~小~中~高のあるインターナショナルスクールを紹介します。プリスクールのみの教育サービスは、リストに入れてありません。「Japan Council of International Schools(日本インターナショナルスクール協議会)」に加盟している都内のインターナショナルスクールの都内の加盟校13校を紹介します。カッコ内(IB)とあるものは、「IB(国際バカロレア)」プログラム認定校です。

日本インターナショナルスクール協議会に加盟するためには、上記の5条件を満たす必要がありますので、各スクールは調査されたうえで加盟することが許可されます。他にも、都内には「インターナショナルスクール」と名前の付くスクールは数多くありますが、加盟校は審査されて条件を満たすスクールだと判断されている基準になりますから、選ぶ際の参考になるでしょう。

東京都内のインターナショナルスクール
American School in Japan(アメリカンスクール・イン・ジャパン)

東京都調布市(1902年創立)。Early Learning Center 3歳~ハイスクール。老舗インターのひとつです。1,000名ほどの生徒が学んでいます。ASIJと親しみ深く呼ばれているスクールです。歌手の宇多田ヒカルさん、マサチューセッツ工科大学メディアセンター長の伊藤穣一氏などが卒業生です。私はこのスクールで毎年開催されているSummer Day Camp(サマーディキャンプ)を何度か訪問させて頂いておりますが、アメリカ本土から教師たちがやってきて、日本の子どもたちにリアルなアメリカの学校教育の内容を与えてくれます。アメリカの小学校で行われているプログラミング学習を実際に体験することもできました。日本人の入学は制限があるため入学する条件を確認してください。六本木に幼児の受け入れ可能なEarly Learning Centerがあります。

■学校ホームページ:https://www.asij.ac.jp/
 

Aoba-Japan International School (IB)

東京都目黒キャンパス(1976年創立)・杉並キャンパス(1980年創立)。PreK~12年生まで。日本語の学習も大切にしているスクールです。このインターナショナルスクールには、バイリンガル・プリスクールもあります。プリスクールから入学して、ハイスクールまで一貫した教育を受けたいならアオバ・ジャパンが良いかもしれません。IBプログラムは、PYP、MYP、DPの3つ全てが認められています。3つとも認められているスクールは都内では2校しかありません。バイリンガル・プリスクールは、晴海キャンパス、早稲田キャンパス、三鷹キャンパス、芝浦キャンパスの4か所あります。プリスクール卒園後に日本の小学校に進んでも「アフタースクール」「サタデースクール」などで英語力の維持ができます。

■学校ホームページ:https://www.japaninternationalschool.com/ja/

 

The British School in Tokyo

東京都渋谷区渋谷(1989年創立)。PreK~12年生(3歳~18歳)まで。英国のスクールです。東京で働く英国人の子供たちのために当時の首相マーガレット・サッチャーによって正式に開校されました。カリキュラムは、英国の教育が基本です。現在、1000人を超える生徒で国籍も65カ国から来ています。それぞれの生徒のもつ文化的背景も様々ですから、多様性に富んだスクールといえるでしょう。スクールのホームページには学費、その他の費用まできちんと書かれています。余談ですが、日本の公教育における小学校英語教育の教員研修も英国のブリティッシュカウンシルが請け負っています。子供の英語教育でも人気があって使われているORT(Oxford Reading Tree)と呼ばれる多読用の絵本シリーズがありますが、英国の学校教育で使われている実際の絵本シリーズです。

■学校ホームページ:https://www.bst.ac.jp/
 

Canadian International School (IB)

東京都品川区北品川(2000年創立)。PreK~12年生まで。カナダの学校カリキュラム。ESLクラスもあり英語能力のアップが望めます。日本の学校では当然の「生徒による掃除」があります。インターナショナルスクールしては珍しいですね。IBに関しては、IB-PYP(3歳から12歳までの教育プログラム)が認定されています。3歳から通えるPreKがありますから、日本の学校教育を受けない選択をした場合は、幼稚園から高校卒業まで一貫した教育を受けることができます。カナダ関係のインターナショナルスクールは埼玉県所沢市にコロンビア・インターナショナルスクールもあります。卒業後は、カナダのトロント大学、オタワ大学などへ進学することもできます。トロント大学は世界大学ランキング上位校です。

■学校ホームページ:https://www.cisjapan.net/jp/

 

Christian Academy in Japan

東京都東久留米市(1950年創立)。北アメリカのカリキュラムで運営されているスクールです。K~12年生。宣教師の子供たちのために立てられたミッションスクール。クリスチャン教育を希望する日本人も入学できますが、親も子もかなりの英語力が必要とされます。私の恩師が以前こちらで校長をしていました。

■学校ホームページ:https://caj.ac.jp/
 

International School of the Sacred Heart(聖心インターナショナルスクール)

東京都渋谷区広尾(1908年創立)K~12年生まで。女子校。米国・カナダ・英国・オーストラリアの教育を基本としたカリキュラム。45ヶ国以上の国籍の子どもたちが集まっています。1908年つまり明治41年、4人のシスターたちが横浜に到着して子どもたちのスクールを作りました。明治維新以後の日本の明治時代は東京、横浜に多くの外国人が住んでいました。その理由は外国の産業、文化、教育、宗教の伝達などでした。聖心インターナショナルスクールは都内のインターナショナルスクールの中でも歴史あるスクールの一つです。

■学校ホームページ:https://www.issh.ac.jp/

 

K. International School Tokyo (IB)

東京都江東区東砂(1997年創立:2000年に学校法人)。PreK~9年生まで。2005年9月にはハイスクールオープン予定。幼稚部には9月スタートと4月スタートがあります。IBプログラムを3つ(IB-PYP、IB-MYP、IB-DP)取得している都内唯一の教育熱心なスクールです。キリスト教などの特定の宗教はありません。英国のナショナルカリキュラムを採用しています。児童生徒のための英語サポートが充実していますので安心でしょう。また、江東区に2018年度にケイ・インターナショナルプリスクールが開園しています。0歳~1歳まではバイリンガルで保育されて、その後は英語のみの保育になります。保育料はHPで詳しく書かれていますので一読されるとよいでしょう。

■学校ホームページ:http://www.kist.ed.jp/ja/node/87
 

The Montessori School of Tokyo

東京都港区麻布(1993年創立)。PreK~15歳まで。2歳から入園可能。幼児教育で有名なモンテッソリ教育に力を入れているスクール。ウェブサイトにMaria Montessoriの写真と歴史があります。モンテッソリ教育協会認定校です。このスクールの原型は、日本人のMariko MaedaさんがロンドンのMaria Montessori Training Organisationで学び、1989年に帰国後、母校である清泉インターナショナルスクール内で開園しました。その後、Marikoさんは清泉インターナショナルスクールを離れ、彼女自身のスクールのオープンを経て、ロンドンのスクールで共に学んだ学友でもありパートナーのPeto Judsさんとともに2003年からThe Montessori School of Tokyoを運営しています。「幼児教育」に主眼のあるスクールなので、プリスクール入学も安心です。

■学校ホームページ:https://www.montessorijapan.com/
 

New International School

東京都豊島区池袋(2001年創立)。3歳~12年生まで。専門家のコンサルティングによる日英バイリンガルプログラム、マルチエィジプログラムが特徴。名前の通り新しいタイプのインターナショナルスクールです。一クラス20人で2担任制。教室内はバイリンガル環境になります。現在、このようなタイプのスクールは全国各地に増えつつあります。私は2010年頃からカナダの学校でマルチエイジ教育を実践している学校現場を見ていますが、年齢が上の子どもが下の子どもに丁寧に教えている姿が印象に残っています。マルチエイジはお互いを思いやる気持ちが生まれる良い手段だと思います。このスクールは、学習手段がユニークで楽しいですね。2001年からアクティブラーニングの要素があるプロジェクト学習などを取り入れて指導されています。自由にカリキュラムを組めるインターナショナルスクールの良さが出ているスクールでしょう。

■学校ホームページ:http://newis.ed.jp/jpn/indexj.html
 

Nishimachi International School

東京都港区元麻布(1949年創立)。幼~中学まで。戦後、日本人によって創立されたスクール。創立者は松方種子(松方正義の孫:明治時代の政治家)。姉はハル・ライシャワーさん(元駐日米国大使夫人)。種子は、父親は正義の九男、正熊と日系2世の母親(美代)の三女。母親の教育方針で早くからアメリカ人家庭教師のもとで教育を受け渡米。アメリカの大学を卒業後帰国、戦後の焼け野原となった日本への強い思いもあり、4人の日本人生徒から始めました。このスクールは英語と日本語の二言語教育(バイリンガル教育)と独自カリキュラムが特徴。9年生まで。毎日45分の日本語学習もあります。現在、35か国、460名を超える児童生徒たちが学んでいます。このスクールは中学校までで高校はありません。高校進学は、各生徒が進学したい学校を選びます。日本の高校や、他のインターナショナルスクールの高校、アメリカンスクール・イン・ジャパンのハイスクールなどにも進学しています。日本語学習は私の一番の懸念事項なのですが、通常はインターナショナルスクールで学ぶと、日本語ができなくなりますが、このスクールでは、日本語の教育がしっかり行われていますし、補助授業もあるので、日本語学習の心配はなさそうです。

■学校ホームページ:https://www.nishimachi.ac.jp/
 

St. Mary’s International School (IB)

東京都世田谷区瀬田(1954年創立)。K~12年生。男子校。「やさしい英語のうたCD」で有名なヘンリーおじさんもここの卒業生です。約50カ国の児童生徒たちが学んでいます。夏休みに開かれる3週間のサマースクールには、他の学校に通っていても、また、女子の参加もOKですので、サマースクールのプログラムを選択して参加してもよいでしょう。ちなみに2019年度の申し込み締め切り日が5月23日です。

■学校ホームページ:https://www.smis.ac.jp/
 

Seisen International School (IB)(清泉インターナショナルスクール)

東京都世田谷区(1962年創立)。PreK~12年生。女子校(PreKは男児もOK)。IB/IBPYPプログラム、且つ、PreKでマルチエイジクラスで、モンテッソーリ教育をしているのが特徴的。60カ国ほどの国籍の生徒がいます。入学には英語圏のスクールで2年間以上の学習経験があるなどの条件があります。小1は20名までのクラス、小2以上は25名クラスです。公立小学校だと、小1・2年生で35名までのクラスですので、清泉インターナショナルスクールの20名クラスは目が行き届いていいですね。日本語、ESLの授業もあります。また、スクールのHPに公開掲載されていたのですが、アメリカの有名な絵本作家Tad Hillsさんが学校を訪問していて読み聞かせの授業をしています。世界の作家と触れ合えるチャンスがあるなんていいですね。このスクールも夏休みにサマースクールをオープンしています。今年は親が参加するサマースクールも開講されるようです。

■学校ホームページ:https://www.issh.ac.jp/

 

Tokyo International School (IB)

東京都港区三田(1994年創立)。PreK~8年生まで。現在の児童生徒数341名。独自のカリキュラムはIB-PYP、IB-MYPプログラムが基本。まだ、高校はありません。スクールHPによると、卒業後の進学先は、海外のハイスクールや、横浜インターナショナルスクール、アメリカンスクール・イン・ジャパン、聖心、セント・メリーズなどへ行くようです。私はこのスクールを訪問していますが、校内に飾ってあった子どもたちの描いた絵がエネルギッシュで感動した記憶があります。また、生き生きとした授業風景にも驚かされました。東京インターナショナルスクールは日本の学校とはまったく異なる雰囲気があります。創立者のご夫婦は国際結婚、ご主人はアメリカ出身のパトリック・ニューウェルさん、夫人の坪谷郁子さんは日本人です。このスクールは約25年の歴史がありますが、関東には老舗インターナショナルスクールが多くありますので、インターナショナルスクールとしては歴史の浅いほうです。また、スクールの系列の経営で「英語学童」のアフタースクールを全国に展開しています。クリエイティブなカリキュラムなので、放課後の学習として通って英語力とともに、いろいろな学習能力(創造力や深い学びなど)も伸ばすことができるでしょう。

■学校ホームページ:https://www.tokyois.com/tokyois/


こちらの記事では「関西地区のインターナショナルスクール一覧」を紹介しています。
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