<紙芝居の利用・展開法>
今回のワークショップでは3人がかりの作業でした。一人目が紙芝居を持つ、二人目がCDを流す、三人目が紙芝居の横に立ち、子供たちに分かりやすいようジェスチャーをつけて演技していました。まずは「インプット」。CDには三種類の朗読が入っていますから、一回目はナチュラルスピードで聴き、二回目はゆっくりと先生のジェスチャーを見ながら意味を理解していき、三回目は同じ小学生のお友だちの朗読を聴くという作業でした。
次に「アウトプット」。ホワイトボードに貼り付けられた食べ物を一見して、サッと覚え、What's missing?の質問に答えるというゲーム。また、ホワイトボードに大きさの異なる「レ」チェックを書いていき、英語文のリズムを習得させようとする練習。最後にクイズミリオネアと呼ばれる山岡先生オリジナルの多人数向きゲームでした。
このワークショップは名古屋のCAT小学校英語研究会(会員約60名)主催で行われました。こちらの研究会では不定期に小学校英語研究会を開いており、会員になっておくと研究会があるときにはダイレクトメールで知らせてくれます。
私自身はまだこの紙芝居をレッスンで使用してはいませんが、3学期にぜひ使ってみようと思っています。しかしながら、内容を教えるのには紙芝居であろうとなかろうと関係ないと思われる意見もあるでしょう。今までのビッグブックや英語絵本で十分じゃないかという意見もあります。確かにその通りです。特に紙芝居にして特別なメリットがあるというわけではないようです。今回のワークショップでは紹介されませんでしたが、次ページでは、ガイド清水が考える紙芝居の利用法についてと、このワークショップの感想を述べたいと思います。