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絵本作家 ドクター・スース 音のルールを知って絵本を読む!

欧米の子どもたちはドクター・スースの絵本を読んで育ちます。彼の絵本は現代のマザーグースと呼ばれ、独特のリズムで読みやすい!奇妙なイラストも子どもたちの想像力を豊かにしてくれます。

清水 万里子

執筆者:清水 万里子

子供英語ガイド

幼児や小学生への英語教育はリズム・音のルール(フォニックス)を大切にしています。私はこれらを教えたい時はドクター・スースの絵本シリーズをよく使っています。絵本作家、ドクター・スースは欧米の子どもたちが彼の本を読んで育つともいってよいほど、人気のある絵本作家です。「The cat in the hat」(帽子の中の猫)シリーズ、「One fish two fish red fish blue fish」(一匹の魚、二匹の魚、赤い魚、青い魚)などは有名な本です。
 

彼の作品は現代のマザーグースと言われています。韻、ライムなどを軽やかなリズムのある文章で仕上げてあり、読むにも楽しく、さらに英語の学習も多く入っています。また、絵が独特で、見たこともないような動物や魚がたくさん出てきます。これらの絵も彼の絵本の魅力の一つとなっています。

ドクター・スースという名前はペンネームです。本名はセオドア・スース・ゲイゼル。1904年アメリカ、マサチューセッツ州スプリングフィールドで生まれました。動物園の園長をしていた父親が彼に医師になって欲しかったという願いをもっており、それがペンネームの由来となったそうです。大学卒業後、彼は自分で広告会社を立ち上げました。主に殺虫剤の会社のための広告・イラストを作っており、その当時作った広告イラストの奇妙な虫や生物の絵は、今日の彼の絵本のイラストにそのまま残っているようです。

彼は40代になってから絵本を書き始めました。代表作品の「Cat in the hat」シリーズは、彼が「学校教育における初等向き読書本のつまらなさとおろかさ。」という記事を読んだためでした。その記事から彼はつまらないと指摘された223の単語を面白く、ひょうきんに書き直し、初等向きの読書本をとても楽しいものにしました。1991年に87歳で亡くなりましたが、奇抜な彼の作品はその独特のイラスト・ライム・リズムによって世界中の学校で愛され続けています。

アメリカには「本の読み聞かせ会」をドクター・スースの誕生日である3月2日に行っている学校がたくさんあります。ハリウッド映画の中でも小道具の一つに彼の絵本が使われています。英語のリーディング学習にドクター・スースの絵本を利用してみて下さい。

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Suess’s Seussvill
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