SAYANGのこだわりと、子供靴の選び方
サヤンバレエレザー(ブラウン)7,875円(税込) 【画像提供:SAYANG(サヤン)】 |
ガイド:SAYANGには、靴作りに関するいくつかのこだわりがありますが、特に伝えたいことは何でしょう。
「SAYANGの靴は、つま先が広く、適度のゆとりがあります。今の子供の足は見た目は甲が高い。でも、体重をかけるとつぶれてしまいます(開張足)。今の子供は体を動かす機会が少ないので、足の裏の筋肉の発達が弱い。その足のつぶれを考慮して、SAYANGではつま先を扇形にしたので、力を入れても足を締め付けません」(武居さん)
ガイド:バレエシューズにはストラップがついていますね。
「バレエシューズにベルトやゴムなどのサポートがあることも特徴のひとつです。もちろん、ストラップがないほうがデザイン的にはすっきりします。しかし、子供は靴がぬげないように指をまげて歩くクセがついてしまいます。まだ子供なので、足が変形する(ハンマートゥ)まではいきませんが、歩き方にクセがつくのはいいことではありません」(武居さん)
ガイド:子供靴を選ぶ時の注意を教えて下さい。
「よく『靴は夕方に買いなさい』と言いますが、子供でも、靴を買うのは朝より午後のほうがいいですね。靴を買うときは、まず、座って試着をしてください。それから立ってみると、指が前にすべるのが分かると思います。そのとき、かかとに、大人の小指が少し入るくらいの隙間が開いているのがいいでしょう。それから、つま先に6~7ミリ程度のゆとりがあるかどうかを見ます。このとき、足の親指ではなく、一番長い指からのゆとりで判断してください。最近の子供の足はギリシャ型といって、親指より人さし指や中指が長い子も多いんです。もちろん、横幅の広い、昔ながらの日本人の足を持つ子供もいます。どのメーカーも、足に合う、合わないがあるので、必ず試着をしてください」(武居さん)
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