出産準備/共働きの育児・子育て

働きながら愛情を注ぐ子育て術

母親なんだから、すべて私がやらなくては」とがんばっているお母さんは多いですよね。がんばりすぎて煮詰まることのないよう、あえてまわりの人の手を借りてみましょう。

大葉 ナナコ

執筆者:大葉 ナナコ

妊娠・出産ガイド

子どもと接する時間が少ないと愛情不足になるの?

子どもと接する時間が少ないと愛情不足になるの?
母親がよい精神状態でいることが愛情を注ぐために大切
「小さいうちに一緒にいる時間が少ないと愛情不足になるのでは?」共働き夫婦の多くが、このような不安を抱いているかもしれませんね。しかし、結論から言うと、そんなことはありません。一緒に居る時間だけで愛情の量が測れるものではありません。一緒に居る時間の長さでよりも、子どもと向き合っている密度のほうが大事です。

一日中一緒に居るからといって、ただテレビを見せていたり、親が電話や携帯メールばかりしていたり、というのでは、かえって寂しい思いをするもの。それよりも、昼間は子どもと接するプロである保育士さんや保育園の友達とたくさん遊んで、夕方からはお母さんとの密度の濃い時間を過ごすほうが子どもにとってはいいのではないでしょうか。

母親にとっても、昼間は精一杯働いて、「早く子どもの顔が見たい」とお迎えにいってと、生活にメリハリがあるほうが、上手くリフレッシュできてバランスの良い日々を送ることができると思います。

一日中一緒に居たい、一緒に居られる方はそちらを選択すればいいわけです。母親がよい精神状態で過ごせることが、上手に愛情を注ぐための基本だと思います。

まわりの手も借りて、子育てすることのメリット

まわりの手も借りて、子育てすることのメリット
自分のほっとする時間を持って
「母親なんだから、すべて私がやらなくては」とがんばっているお母さんは多いですよね。子どもだって小さいうちはお母さんが第一だから、離れたくない。かといって「母親でなければならぬ」ということはないのです。

大家族や地域社会の中で子育てをしていた昔と違って、今の時代は母親だけに子育ての負担が掛かりすぎているという調査もあります。父親との時間はもちろん、祖父母との時間、地域のファミリーサポートなどの協力を得ることも視野に入れてみましょう。
可愛がってくれたり、心配してくれたり、その子の存在をよく知っている大人がたくさん居たほうが、子どものためにもいいと思います。

そして、母親も短くていいから「自分のほっとする時間を持つ」ということが大切。がんばりすぎて煮詰まることのないように、あえてまわりの人の手を借りることが、上手にがんばれるコツですね。

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