出産準備/出産準備関連情報

時間泥棒「テレビ」との上手な付き合い方

テレビは、情報を得る便利な手段ではありますが、それに振り回されてしまわないようにしたいもの。子どもと一緒にいる時間は、話をしたり、一緒に何かをしたりして過ごして欲しいと思います。

大葉 ナナコ

執筆者:大葉 ナナコ

妊娠・出産ガイド

食事のときにテレビを付ける、という習慣!?

家族の団欒を楽しみましょう
ご飯のときは消す、を習慣に
子どもと一緒に食事をする大切さは、これまでも繰り返しお話してきましたが、「食事はみんな揃って、家族団らんの時間です」と言う方の中にも、実は「テレビを見ながら食事をしている」という方も少なくないようです。最近はなつかしの昭和30年代のブームということで、そんな映像から見える家族の食卓は、ちゃぶ台を囲んだ家族、そして大きなテレビです。これはこれで、確かに心温まる光景なのかもしれませんが、日本の家族の団らんの中心には、テレビがなければいけないのかしら?そう考えるとちょっとがっかりしてしまいます。

我が家では、食事のときはテレビを消すというルールを作り、長年守り続けています。そんな我が家に、友人の共働きご夫婦とそのお子さんが遊びにきてくれた時のこと。「さあ、ご飯にしましょう」と声をかけたら、それを聞いたお子さんが、すぐテレビのスイッチを付けに走りました。まるで「ご飯のときはテレビ」というルールがあるかのように!「テレビは消そうね~」と言ってオフにすると、ひっくり返って泣き出してしまったのです。

聞いてみると、そのご夫婦は二人とも忙しい報道関係のお仕事で、子どもは夕食をいつも祖父母と一緒に食べているとのこと。おじいちゃん、おばあちゃんは、テレビを見ながらご飯を食べるのが習慣になっていたようで、それが子どもにも伝わってしまったのですね。「家族団らんの中心にテレビ」というシチュエーションの中に笑い声があったとしても、それは各自がテレビを見て笑っているわけですから、本来の家族団らんではありませんよね。

テレビを絶対に見てはいけないというわけではありませんが、お子さんとテレビを見ることが多いと感じているご家庭は、「ご飯のときは消す」、これだけでもまずは習慣にしてもらえたらと思います。

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