うまくいかないのはできちゃった婚のせい?
いのちが始まったということは、パートナーシップの始まり |
でも、できちゃった婚だからダメ、と考えるタイプの人は、どんな条件の元でも幸せを感じられないかもしれません。結局は何かのせいにしてしまっているわけです。「遠距離恋愛だから上手くいかない」「年の差があるから」「同居だから」などなど、不安がったり、言い訳にしたりできる要素は、探せばいろいろ出てくるもの。すでに結婚した、あるいは事前に結婚の約束をしている人との間の妊娠出産でも、うまくといくという保証は誰もしてくれないのです。結局はどんなに困難な、あるいは恵まれた状況・立場であったにせよ、内側から湧き出るハッピーを信じることが一番大切なのです。
命が始まったことは、その2人に「パートナーシップを作ってみたら」というサインであると受け止めてみませんか? いろんな意味で相性がよいからこそ授かったのですから。うまくいかないと思っている人は、そう思う確固たる理由があるかどうかを、自分の心とよく相談してみてください。
2人の間に生まれてきた子がハッピーになるために
できちゃった結婚の場合は、恋人同士から夫婦になるも、そして両親になるのもほぼ一緒のタイミングです。夫婦の絆をこれから作っていこうという時に、新婚生活と新生児育児生活がいっぺんにやってくる。いきなり夫婦の絆づくりと育児の2大テーマに取り組むことになるのです。結婚して、すぐに赤ちゃんがやってくるわけですから、おめでたが2倍ということになりますが、結婚生活は必然的に子ども中心となり、夫婦の関係をじっくり築いていくきっかけを逸してしまうことも考えられます。だからこそ、結婚、妊娠、出産というステップを踏んだ夫婦以上に、お互いのことを思いやる気持ちが大事ですね。たとえば、最近は男性の家事育児参加が求められていますが、「何でやってくれないの」とまるでクレーマーになってしまう人も。みんながみんな不満なく分担できているわけではありません。それに、「家事は理想的に分担しているから口出ししないで」という冷たい夫婦関係だと残念ですよね。
一番大切なのは、言葉に出して感謝したり、ねぎらったり、時にはお願いしたり、お互いに癒しあうこと。妊娠中から産後のたいへんな時期でも、夫婦でお互いを労わる1日15分くらいの「ゆるゆるタイム」を作ってみてはいかがでしょう? その時間は、仕事や家事の手を止めて、2人でリラックスして足や肩をマッサージし合うとか。これからやってくる子ども、急いでやってきた子どもが「そんな2人に育てられればハッピー」という視点で暮らして欲しい。
「父親も料理をしなくてはいけない」ではなく、「お父さんとお母さんの料理の味を知っている子どもは2倍ハッピー」という視点ですね。「できちゃった」ではなく、この2人なら大丈夫と子どもは選んでくれたんだと思って、家事を含めた結婚生活をクリエイティブしていってください。
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