20歳代前半までは、約半数が「できちゃった結婚」

「いつかは……」と思っていても、なかなか結婚に踏み切れない人も多い
妊娠をきっかけとして結婚する、いわゆる「できちゃった結婚」。今の時代はそう珍しいことではなくなりました。

平成17年版 国民生活白書「子育て世代の意識と生活」によると、「できちゃった結婚」で生まれた子どもが嫡出第一子に占める割合の推移は、1980年の12.6%から2000年には26.3%と、20年間でほぼ2倍となっています。晩婚化、少子化の日本において「できちゃった結婚」は増加しているわけです。特に15~19歳では嫡出第一子のうちの8割以上、20~24歳では約6割が「できちゃった結婚」によって誕生しているということです。

その調査によると、「独身時に子どもができたら結婚した方がいい」と考える人の割合は、男性では6割程度以上、また30歳未満の女性では過半数となっているとなっています。海外では子どもができても必ずしもすぐに法律婚に移行せず、同棲や事実婚を選択する事例もありますが、日本では生まれてくる子どもの98%が嫡出子となっている背景には、「子どもはきちんと法律上も結婚をして育てよう」という若い人の意識が背景にあると言えるでしょう。

20代前半までの若年層は、同じできちゃった結婚でも「びっくり」「思わぬ妊娠」という場合が多いようですが、20代後半以降であれば、どちらかというと「結婚を前提とした交際の途中で妊娠した」「妊娠したら結婚しようと思っていた“できたら結婚”」という場合の人も多いようです。

できちゃった、というより「授かり婚」

いずれにしろ共通しているのは、結婚の動機が妊娠・子どもであるということです。18~40歳未満の未婚者に一生を通じての結婚に対する考え方を聞いてみると、「いつかは結婚するつもり」と回答した人は男女とも9割前後という結果あるそうですが、実際には様々な理由で結婚を先延ばししている人が多いようです。

経済的にまだ結婚は厳しいという人もいれば、「結婚すれば自分の自由になる時間もお金も減るからイヤ」「相手の家族や親戚など人間関係も複雑になるのが煩わしい」などの理由で結婚に踏み切れない人もいたかもしれません。一生懸命仕事を続けてきた女性にとっては、「まだまだキャリアを積まなければ結婚や出産はムリ」と思い込んでいた人もいるでしょう。

そうした人へ結婚の後押しをしたのが妊娠であったというわけです。心情的にはまさに「できちゃった」という人と「将来的に子どもを持つならこの人がいいと思っていたところに、大急ぎで赤ちゃんがやってきて、結婚の時期が早まったね」という「授かり婚」ともいえる人に分かれるかもしれません。

いずれはと思っていたカップルであれば、妊娠はきっかけ。迷いなく結婚すると思います。一方、「結婚するつもりではなかった」という人でも、「2人で今から始める」という気持ちになってもらえたら素敵ですよね。何か不合理な形で妊娠したということでなければ、そこから夫婦の愛、家族の愛を育んでいく事は十分可能です。

お互いお付き合いを続けてきた仲であれば、たとえ近々結婚を想定していなかったとしても、ファミリーになる素質は十分だと私は思います。私の知人でも「できちゃった結婚」で産んで後悔している人は見当たりません。それくらい子どもの誕生というものは、自分の人生を2倍にも3倍にも深めてくれるインパクトのある出来事なのです。

>>ハッピーな家族になるために>>