検査時期は羊水が増えてくる妊娠16~18週のころ

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羊水を採取すると、生まれる前に赤ちゃんの細胞を入手できます
羊水を採取すると、そこには赤ちゃんからはがれた皮膚などが浮いているので赤ちゃんの細胞が得られます。その染色体を調べるのが羊水検査です。羊水は、超音波で子宮の中を見ながら細い針を刺して少し抜き取ります。

羊水がある程度溜まるようにならないと検査できないので、検査時期は妊娠16~18週ごろになります。

染色体異常の病気はすべてわかる

わかる病気は染色体異常による病気すべてです。染色体に異常がある場合は通常は流産あるいはそれ以前の時期に命が消えてしまいますが、小さな異常の場合は生まれてきてます。たとえば21番目の染色体に問題があるダウン症の赤ちゃんは、最も多い染色体異常です。それよりずっと数は減り、生存可能な時間も短くなりますが、18番目の染色体に異常がある18トリソミーというものもあります。

300人の1人の割合で流産

羊水検査は精神的にも、また身体にも負担が大きいと言える検査でしょう。時期的にも、検査結果を待つ間に初めての胎動を感じる人も出る頃です。母性の強まる女性とパートナーの間に意見の相違が生じることもあります。

検査によって300人の1人が流産をします。そのため、赤ちゃんがダウン症である率がそのリスクを上回る35才以上の人は検査の対象として妥当だと考えられています。染色体異常は年齢によって確率が上昇し、ダウン症では20代では1000人の1人くらいですが、40歳前後では100人に1人くらいになってきます。

検査を受けるかどうかは2人の考え方しだい

しかし高齢出産でも、また妊婦健診の超音波検査で気になることがあっても、検査を受けない人は珍しくありません。

割合から言えば検査を受ける人には高齢妊娠の人が多いのですが、検査を受けるかどうかはあくまでも夫婦2人の選択です。かなり年齢の高い高齢妊娠の人は、それがその人のラストチャンスである可能性も高いですからあまり検査に積極的ではありません。

その逆に、染色体異常の子どもは欲しくないとはっきり思う2人なら、年齢に関係なく検査を受けます。また、染色体異常の有無に関わらず宿した子を産みたい」と思う人は通常は検査を受けないのですが、中には「心の準備をするため」と受ける人もいます。

プロフェッショナルな相談相手が欲しい時、かかりつけの産婦人科に適切な人がいないと感じたら、大きな病院にある「遺伝外来」という外来を利用するのもひとつの方法です。
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