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ふたり目って楽に産めるの?

女性の身体は初産婦のときと経産婦の時では大きな違いがあります。ふたり目出産は、ひとり目と何がどう楽になるのでしょう?

河合 蘭

執筆者:河合 蘭

妊娠・出産ガイド

分娩所要時間は半分か、それ以上に短くなるでしょう

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そろそろ、また、あの生まれたばかりの赤ちゃんを抱きたくなった方はいませんか。
一度でも経腟出産をしたことがあると、一度もそれを経験していない場合に比べて赤ちゃんの通り道がずっと伸びやすくなっています。この柔軟性は、高齢出産のふたりめでもちゃんと期待できます。

ふたりめの出産はひとり目に比べて分娩所要時間が半分かそれ以下になります。平均的な話であり例外はありますが、前回のお産が長くて辛かった方は、その忍耐のおかげで、今回は少し楽になる可能性が大です。

特に子宮口全開後が早いかもしれません

お産は子宮口が全開するまでが長いもの。2回目でもそれは同じですが、経産婦さんの場合、そのあとが早い傾向があります。とてもラッキーなら、全開するやいなや「1~2度いきんだだけなのに」という感じで生まれてしまいます。

ただ、時には「3人産んだら3人目が一番時間がかかった」という人もいます。身体作りなどの準備は何人目でも怠らないように。年齢がいっているので、産道の柔らかさ以外の問題は少し起きやすくなります。

ひとり目が帝王切開だった方は……

初産が帝王切開だった方が今回自然出産なさる場合は、初産の人と同じ条件になります。ただ自然な陣痛である程度お産が進んだあと帝王切開になった場合は、お産が進んでいた方ほど経腟出産の2回目に近くなります。「前回、陣痛も手術も味わってしまったの」と思っている方は、ここに「いいこと」が待っているわけです。

子どもと楽しめるマタニティライフです

でも何と言ってもふたり目出産の良さは、夫のみならず上の子と妊娠・出産を体験できることでしょう。これはすべてのお母さんに共通。「子どもに心を支えられる」という体験を初めてするかもしれませんよ。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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