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妊婦健診のお金がもらえる公費負担の制度

妊婦健診の公費負担を拡充する自治体が続々と現れています。毎回の健診に5,000~6,000円の補助が出る市町村もあり、地域差が広がっています。

河合 蘭

執筆者:河合 蘭

妊娠・出産ガイド

健診の費用をほぼ毎回負担してくれる市町村も

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検査が増え、妊婦健診の経済的負担は決して軽くありません。

先日、東京都杉並区の育児支援サークルで活動する女性たちの集まりで、メンバーが「妊婦健診の補助、決まったね!」と喜んでいるところに居合わせました。

杉並区は都内でも育児関係の事業が充実していると言われてきた区ですが、2007年10月からは、妊婦健診の補助が拡大されました。受診1回につき5,000円を、最大12回、最高60,000円まで産後に助成されるのです。こんな自治体は、実は他にも登場しています。都内では、同じ日から、台東区でも1回につき6,000円、最大12回の助成が始まりました。新宿区は2007年4月から、妊婦健診を受けて4月以降に出産した人に80,000円を支給しています。

あなたの自治体はどうでしょうか?お住まいの市町村のサイトを調べてみてはどうでしょう。

予定日に産まれたら、妊婦健診は何回受ける?


妊婦健診は、妊娠中の危険サインを自覚症状がないうちにキャッチできる、2つの命を守る健診です。回数は週数によって原則が決まっています。

妊娠23週まで・・・4週に1回
妊娠24週~35週まで・・・2週間に1回
妊娠36週以降・・・1週間に1回

予定日に生まれたとすると合計14回になります。従来、多くの自治体はこのうち2回について無料の健診券を発行していました。今回の拡充は残り12回について助成を拡大しようというものです。最近、健診を受けなかったり、時々抜いてしまう人が目立つようになってきたからです。

医学の進歩と共に高額化した妊婦健診


20年くらい前に超音波検査が妊婦健診に欠かせない検査になりましたが、この段階で妊婦健診の費用は一挙に跳ね上がりました。それでも当初の超音波検査は時々おこなれる検査だったのですが、やがて毎回おこなう医師が増え、血液検査も項目が増え、今では妊婦健診には万札を何枚か入れていかないと不安、と感じている人もいるのではないでしょうか。毎回それだけ要るわけではなく通常の健診は5,000円~8,000円くらいだと言われていますが、検査が多い時には2万円以上かかる病院もあるからです。

>>厚労省が全国で公費負担の現状を調べたところ・・・>>
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