25歳で自宅出産をしたマコさんのお産
身体を動かしていい汗をかいていると、産後の身体も目醒めてきそう |
25歳、大学院生の時に妊娠して自宅出産をしたのですが、国際結婚を予定していたパートナーは外国にいました。家事・育児の手助けを手配する前に産後ライフに突入し、慢性的な体調不良と腰痛、そしてひどい肩こりに悩むはめになってしまいました。そして、精神的にも不安定になっていきました。
運動関係の友達に救われた幸運
そのときマコさんをサポートしてくれたのは、スポーツトレーナーやヨガのインストラクターなど運動関係の友人たちだったそうです。今まで自分が勉強してきた体の知識や技術と、彼らの授けてくれた実践的な知恵で、マコさんは腰痛や肩こりなどのマイナートラブルは身体を動かすことで治ることがわかり、「私は救われたけれど、こんな友達が身近にいない他の人はひとりで苦しみ続けているに違いない」と思ったのです。ボール・エクササイズは産後に最適な運動
産後4ヶ月目に、マコさんは産後プログラムを考案し、6ヶ月のとき、大学院の同期でトレーナーをしていた友人の力を借りて、初めての産後エクササイズのクラスを開始しました。リハビリに適した道具として選んだのは、バランスボールです。骨折や脱臼をした選手のリハビリをしていた友人が教えてくれたものでした。ボールに座って弾みながらエクササイズをするので、赤ちゃんを抱っこしながらできるのです。マコさんのクラスは、ボールエクササイズで身体をたっぷり動かすことがメインになっています。そして、そのあとはトークの時間。あたりさわりのない「ママトーク」ではなく、1人の女性として「素」で大人の話ができるよう、さまざまな仕掛けがほどこされています。そして最後に、美しい体型のつくり方や、肩こりをケアする方法、自律神経を整える呼吸法など、日々の子育て生活の中でできるセルフケアを教えてくれます。
マコさんの話をお聞きして、産後にここに来られた女性は幸せだな、と感じました。産後は大変な時期だけれど、それをいかに乗り越えるかで、産んだ女性は20代、30代の人生が変わります。産む前の人も、このことは、ぜひ頭の片隅においておいてくださいね。
イラスト 平井さくら
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マコさんが主宰するマドレボニータ(美しい母)プロジェクトのホームページです。
産後マドレボニータ(美しい母)プロジェクト
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