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間違いだらけの産後ダイエット(2ページ目)

出産後、お腹が気になって産後ダイエットグッズを買いたくなる人は多いのですが、ちょっと待って!1万人の産後女性の身体と心を見てきた吉岡マコさんの「目から鱗」インタビューをどうぞ。

河合 蘭

執筆者:河合 蘭

妊娠・出産ガイド

産後は、ネット通販に財布のひもがゆるむ時期

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マコさんは、どんな身体にするかは自分で選べるし、自分で作るしかない、と教えてくれます。
マコさんの教室に来た人の中には、矯正下着や食品など産後ダイエットのグッズを次から次へと試した女性がたくさんいます。赤ちゃんを連れて買いに行かなくてもインターネットの通販で買えてしまうし、産後はお祝いなどをいただくので財布のひももゆるみがちになります。しかし素晴らしい効果があったという人はほとんどいないのが現実です。

治療院にはまりそうになった人もいました。その方は「骨盤が大変な状態なので回数券を買うように」と言われ、それが法外な値段だったので「ハッ」と目が覚めたそうです。

産後に必要なのはダイエットではなくて「リハビリ」

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ゆるんだお腹を引き締めるには、筋力を取り戻すことです。
マコさんは、産後の身体にはダイエットはふさわしくないと言います。

「産後は、出産という大仕事によってエネルギーがなくなっている状態なのです。だから脂肪を燃焼して痩せるといっても、燃やすエネルギーが湧いてこないのです。また、脂肪をとるよりも、脂肪の位置や形を筋肉でコントロールできたほうが、メリハリある体型がつくれます。だから、まず穏やかな運動をして、出産前後で衰えた筋力を取り戻すところから始めます。産後に必要なのはリハビリ(機能の再獲得)で、ダイエットではありません」

フランスでは、産後、専門家のところへ通ってリハビリを受けるのが常識になっていて、しかも公費でできるそうです。それなのに、日本では産後はみんな赤ちゃんのことばかり注目しています。母親へののケアといえば1ヶ月健診しかなく、情報もないのですから、ものを売るビジネスだけが発展してきたのも仕方がないかもしれません。「日本人に適した産後プログラムを9年間追究し続けてきた私たち。日本の産後女性のお役にたてれば嬉しいです。」

>>マコさん自身は小学生のお母さん。どんな産後ライフだったの?>>
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