看護師内診で摘発を受けた病院からも、アピールが
実は、この研修会では、看護師内診問題で摘発を受けた堀病院の副院長・堀裕雅医師も演台に立ちました。研修会を主催した日本助産師会神奈川県支部には同病院の改善を支援したいという意向があり、助産師集めに苦労している副院長に病院のアピールをしにきてもらったのでした。
しかし、副院長は、他院にはない送迎システムなど病院の特徴については十分に語りましたが、助産師の雇用についてはまったく触れませんでした。参加者に対する「来て欲しい」という言葉も最後までなく、助産師獲得への意欲がさほど強くないという印象を残しました。
しかし、会を主催した日本助産師会神奈川支部長の山本詩子助産師は、「助産師を求めている産院があれば、ぜひ協力していきたい」と積極的。今後も、助産師が十分にいる出産施設が増えるよう活動していくということです。「今回の会のアンケートでも、『また助産師をしたい』と思っている人はたくさんいるとわかりました」
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