妊娠の基礎知識/妊娠の基礎知識アーカイブ

手洗いの基本!感染予防認定医師がレクチャー(2ページ目)

感染予防認定医師が手洗いの基本を解説します。家族の誰かがインフルエンザなど感染する病気にかかってしまったとき、本当に有効な予防法とは?実は、水道水で正しく手を洗えば、菌の数は劇的に減らすことが出来るのです。

河合 蘭

執筆者:河合 蘭

妊娠・出産ガイド

 

石鹸は脂肪に溶け込んだ菌を落とすもの

写真のタイトル
指の間は、菌・ウイルスがとどまりやすいので意識してこすります。  

菌は水でほとんど落ちるのですが、では石鹸は何のためにあるかというと、脂肪を落としてくれるのです。菌の中には、少しですが、脂肪に溶け込んでしまっているものがあります。そういう菌に対して、石鹸は有効です。

石鹸は、昔からあるごく普通のもので十分です。特別なものは必要ありません。


 

菌がたまりやすい所は念入りにこすって

指と指の間は菌やウイルスがたまりやすい所です。左右の手の指を組んでこすりあわせると、よく落ちます。

また、手先や手の平だけで終わりにしないようにしましょう。そでをしっかりまくり上げ、甲全体、そして手首まで、広く大きく洗いましょう。


洗ったあとはペパータオルでふくのがベター

指輪は、皮膚との間に菌が好きな湿った場所を作ってしまうので、感染予防が必要な期間ははずして保管しておくといいと思います。

さて、手洗いが終わったら、清潔なものでふきましょう。タオルは湿り気があり、菌がよく増えます。できれば、感染が心配な期間だけでいいので、ペーパータオルでふくことにしましょう。


このシリーズは、小島俊行先生(三井記念病院産婦人科部長)にご協力をいただいてお送りします。
三井記念病院産婦人科

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※妊娠中の症状には個人差があります。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。体の不調を感じた場合は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます