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産後3ケ月間はうつ病の危険期(2ページ目)

産後うつ病は、知識が普及していないだけにひとりで悩みがちなつらい病気です。出産まもない時期は人生の中でも特にうつになりやすい時期だとご存じですか。

河合 蘭

執筆者:河合 蘭

妊娠・出産ガイド


産後の心は、ピンクからブルーへ


産後は、出産直後には高揚した「ハイな状態」がほとんどの人に見られます。英語で はこの状態を「ザ・ハイ the highs」あるいは「ピンク pinks」と呼びます。その あと、半数以上の人が、今度はブルーになります。「マタニティブルーズ(マタニ ティブルー)」です。

その後の時期は、うつ病がやや出やすくなります。一般女性のうつ病になる確率は女性全体の12~13%といわれていますが、産後3ヵ月以内の女性は、統計的にそれよりも高い頻度で発症します。

マタニティブルーズは自然に、短期間に治りますが、産後のうつ病は自分だけで治すのは難しくなります。放置すれば慢性化・重症化の心配があり、育児虐待など悲劇につながる可能性も出てきます。

■続きの記事を読む
うつ病?それともただのブルー?



■関連記事集
産後うつ病・マタニティブルー
産後



◆もっと知りたい方へ
PSI-JAPAN (周産期のメンタルヘルスを支援する国際組織 Postpartum Support International-Japan)
PSI-JAPANは産後うつ病の方への支援を目的に他分野の専門家が集まっているネット ワーク。もとは米国のものですが、日本支部も作られました。 サイトでは産後うつ病の基礎知識はもちろん、実感のこもった体験談もたくさん。この病気を理解するのに最適なおすすめサイトです。

ママブルー
ご自身が産後うつ病を克服した体験を持つ女性・みや崎さんが2004年10月に友人と立ち上げました。みや崎さんの闘病記や回復に役立った書籍の紹介、リンク集など、女性側からの情報発信サイト。各自治体の相談窓口情報もあります
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