妊娠の基礎知識/妊娠の基礎知識アーカイブ

薬剤師さんも妊婦の味方だった

「妊娠と知らずに薬を飲んだ」「妊娠中、常用薬はどうすればいい?」虎の門病院には「妊娠と薬 相談外来」という外来があります。そこの担当、林さんにお話を聞いてみましょう。

河合 蘭

執筆者:河合 蘭

妊娠・出産ガイド

<インタビュー> 林昌洋さん(虎の門病院薬剤部長)

「妊娠していたのに、薬を飲んじゃった!」
そんな不安を持つ女性はとても多いものです。虎の門病院(東京都港区)には「妊娠と薬 相談外来」という外来が開かれていて、これまでに7000件以上の相談が寄せられました。この外来で15年間活躍されてきた林昌洋さん(虎の門病院薬剤部長)にお話を聞いてみましょう。


「妊娠と薬」相談外来は、いつ、どんな理由で始められたのですか?

1988年に始めましたから、たぶん日本で最初だと思います。始めた理由は、産婦人科の外来で「妊娠していると気づかず薬を飲んでしまったが、赤ちゃんは大丈夫か」と質問する方が多かったからです。それで妊婦さんは、「大丈夫なら、ハッキリ大丈夫と言って欲しい」と思うのですが、医師にしてみると、絶対大丈夫という保証はできないのです。

>>医師が安全性を保証できないのは何故でしょう?>>
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