炊飯器・炊飯ジャー/炊飯器お試しレポート

象印 炊飯器 極め羽釜 NP-SA10(2ページ目)

ひと目見て「あれ?何か違うぞ」と思わせてくれる釜の形状は、きっと誰でも興味をそそるはず。おいしいご飯を追求し、大阪・堺にある「銀シャリ屋・げこ亭」に習った渾身の1台。ミドルクラスでは高いシェアを誇る象印が、最高峰のおいしさを掲げ、最上位クラスで勝負をかけてきました。圧力ならではの粘りともちもち感が好みの人にはたまらない炊きあがりです。

執筆者:戸井田 園子

しっかりと膨らんだ米粒が見た目においしい

大きく均一にしっかりと膨らんだ米粒のひとつひとつが、とてもおいしそうな炊きあがりに

大きく均一にしっかりと膨らんだ米粒のひとつひとつが、とてもおいしそうな炊きあがりに

標準コース「白米・ふつう」で炊飯。圧力炊きは米の粒が大きいのが特徴ですが、ひと回り大きい印象がします。食べるとしっとりともちもちした食感で、白米のおいしさが際立っています。「熟成炊き」は米独特の臭いが減り、甘みが強く感じられる上品な炊きあがりとなりました。もちもちとした粘りがある炊きあがりは、象印ファンにはたまらないのではないでしょうか。また、象印独自の7段圧力による細かな炊き分けに加え、「白米おこげ」や「炊きこみおこげ」コースなどが楽しめるのもうれしいポイントです。

 

熱ムラ・炊きムラをなくした新形状の「羽釜」

独自の形状で理想的な加熱を実現した「極み羽釜」は、広く浅い形状で炊きムラも軽減

独自の形状で理想的な加熱を実現した「極み羽釜」は、広く浅い形状で炊きムラも軽減

最大の特徴は、釜の形状。従来の釜とは異なるその形状には、様々な効果があります。側面にぐるりと回る羽部分により、羽下に「空気断熱層」ができ、羽下から釜底まで熱が外に逃げるのを抑えます。さらに、羽部分には直接加熱する「羽釜ヒーター」があり、炎で釜を包み込むような側面からの理想的な加熱を実現。これらにより、底だけでなく側面からも均一に加熱でき、釜内の熱ムラを抑えているのです。また広く浅い形状は、側面・釜底・上部の熱を対流させ炊きムラを軽減するのに最適な形状とのこと。この新形状に、期待値大です。

 

おいしく炊くことへの熱い思いが伝わる十箇条

昔ながらの炊飯の基本から、今どきの炊飯器事情まで要点がまとめられたアドバイスシート

昔ながらの炊飯の基本から、今どきの炊飯器事情まで要点がまとめられたアドバイスシート

製品には「家庭で理想のごはんを炊くための十箇条」という、ワンポイントアドバイスがまとめられたシートが同梱されています。「お米の保存は冷蔵庫へ」からはじまり、「米の測り方・洗い方」などの基礎から、「今どきの炊飯器は自動浸水」「蒸らしは炊飯器にお任せ」など10年ぶりに炊飯器を買い替えた人が間違えやすい項目、「予約炊飯の注意」など、取り扱い説明書を読まなくても正しい使い方ができる内容となっていて、なかなか参考になりました。使い手に「おいしいご飯を炊いて欲しい」という熱い気持が感じられました。

 
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