台湾/台湾の通貨・物価・予算・両替

台湾の物価(2ページ目)

台湾は日本より物価が安いのかどうか、旅行前は特に気になりますよね。台湾に出かけると、往々にして物価が安いというイメージを持つ人が多いと思いますが、全てが日本より安い、というわけではありません。それでは具体的に日本と台湾を比べるとどうなのか、旅にまつわるお金を中心に、詳しく検証していきたいと思います。

保谷 早優怜

執筆者:保谷 早優怜

台湾ガイド

旅行の前にいくら両替すればいい?

台湾ではどれくらい両替したらいいのか、迷いますよね。観光旅行の場合、1つの目安として1人あたり滞在日数×9,000円、という計算を基準に。つまり2泊3日なら27,000円、3泊4日なら36,000円くらいあれば、食事やタクシー乗車、夜市での買い物、ちょっとしたおみやげ購入などに対応できると思います。クレジットカードを全く使わないのであれば、もう少し+αして両替するのもいいかもしれません。また人数が3~4人で、タクシー代も人数割りできるのであればもう少しマイナスしても大丈夫でしょう。

食費は屋台などで安く押さえてタクシーは使わず、おみやげもあまり買わないというのであれば、この予算の半額(2泊3日なら14,000円くらい)を目安に両替を。

台湾で特に安いもの&高いもの

台北郊外にある猫空の茶芸館、縁續縁景観茶坊

台北郊外にある猫空の茶芸館、縁續縁景観茶坊

圧倒的に安いのは、電車やバスの交通費。MRT(台北を走る地下鉄)の初乗り運賃は大人20台湾元、約56円ですし、バスは15台湾元(約42円)~。滞在時間に余裕があれば、ワンデイトリップも格安で楽しめます。

日本より高いもの代表ナンバーワンは、日本製品です。日本製品や日本ブランドは日本よりも値が高く、SALEになってやっと日本の定価に下がっていることも……。例えば日本のMUJI(無印良品)はカジュアルなイメージですが、台湾ではやや高価でスタイリッシュなブランドという位置づけです。

日本製品や日本のブランドが好まれる台湾では、多少割高でも、「日本製品=高品質」と思われているため、ニーズがあるのです。そのため、明らかに台湾で作ったと思われる、誤字だらけの日本語が書かれた製品が売られていることがあり、見ると結構笑えます。

スターバックスなどのカフェで飲むコーヒーや、茶藝館(中国茶カフェ)で飲む中国茶は、日本よりやや安い程度で、台湾の他の食べ物と比較すると割高です。

特に台湾茶はいいものほど手間をかけて作られているので高価で、その値段に味も比例していることが殆ど。そういった良い茶葉から売り切れていくというお店もあります。しかし高い茶葉ほど1さじの茶葉で何煎も飲めるので、何杯も飲むならかえってお得になることもあります。

中国茶の茶器も手書きであれば、小さくても高価。日本で出回っている安い中国茶器は、中国大陸で量産されたものが多いためなじみがないかもしれませんが、台湾で1つ1つ手作業で丁寧に作られたものは、高級ブランド食器並みの値段がすることもめずらしくありません。


※1台湾元=2.8円で計算しています。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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