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個人向け国債に固定3年が誕生(2ページ目)

個人向け国債に新しい仲間、固定3年、が誕生しました。使い勝手のいい3年という期間、中途解約の条件も緩やかにしました。売れ行きが芳しくない国債ですが、これで日本国民が購入に動くかどうか……。

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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ネット銀行3年定期預金の金利には負ける 

え~、金利が違いすぎる……。

え~、金利が違いすぎる……。

募集期間平成22年8月4日~平成22年8月31日の第3回個人向け国債固定3年の金利は0.15%です。これって魅力的な金利なのでしょうか。ネット銀行や大手銀行の3年定期預金の8月20日の金利は、
  • 住信SBIネット銀行      0.60%
  • じぶん銀行           0.35%
  • ソニー銀行          0.323%
  • セブン銀行、イオン銀行  0.30%
  • みずほ銀行          0.08%
  • ゆうちょ銀行         0.09%
です。ネット銀行は国債の倍以上の金利を提示しており、しかも1万円からも簡単に預けることができます(銀行によって最低預入金額は異なる)。これでは国債をあえて買おうとは思わないでしょう。しかし大手銀行やゆうちょ銀行は、固定3年の半分程度の金利です。さらに銀行の窓口で1万円の定期預金を作るのはちょっと勇気が必要かも知れません。このケースでは、定期より国債……、という流れが起こることも想像できます。


2010年春の個人向け国債の販売額は過去最低だったとか。世界でも群を抜く借金大国日本。民主党政権下でばら撒き政策が続く限り、国債はドンドン刷られ発行されるのでしょう。「国債は個人が国にお金を貸すということ」です。この意味をしっかり考えた上で、国債に対応したいものです。
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