深く高いリビング
上/梁と構造のブレースがあらわになった高さ5mの天井。中/左・キッチンから北側の正面を見たところ。右・リビングから南側を見たところ。下/リビングに立つ設計者と施工者。 |
2階に上がると、誰もがその天井を見上げて思わず唸ってしまうほど天井が高い。間口は3m強と広くはないのですが、南北に7mの奥行きと5mの天井高が大空間を造り上げています。さらに北側に開けられた大窓から空に視線が抜けて、この部屋をいっそう広く感じさせます。白い内壁や天井とコントラストを成すように、焦げ茶色に塗装された市松の床や造り付け家具が、建て主の趣味の良さをうかがわせるミッドセンチュリー風の家具と相まって、空間をいっそう豊かに際立たせています。
◆建築データと建築家プロフィール