なぜなら、間違いだらけだからです。
大半の人が元本確保型を選択
ある巨大企業の401k年代別資産内訳。保険と定期預金は元本確保型商品で、投資信託はリスク商品。20歳代が元本確保を重視していることは不思議でした。2009年3月末現在、単位は% |
ただ単にいま減ることが怖いという情緒的な対応の結果でしょう。しかし、60歳に至るまでの物価上昇の怖さが見えているのでしょうか?目の前の不確実には反応してしても、超長期のリスクを直視できていないのではないでしょうか?
あるいは定期預金に分散する意義を感じているのかもしれませんが、値動きのない資産に分散する意味は、長期ではほとんどありません。
若い人がリスク商品を避けている
もっと驚くことが、一番若い20歳代が定期預金をたくさん保有して、リスク商品である投資信託の保有が少ないことです。元来、60歳までの運用機関が長い人ほどリスクが負えるので、20歳代の運用者ならほぼ全額を株式投信に投入したいところですが、意外に保守的な姿勢にびっくりしました。
もしかしたら、老後生活への意識がまだうすいのか、あるいは投資教育をきちんと受けていないのかもしれません。ただ、老後のことが心配になりだしてから、運用スタイルを攻撃的に転じても、「時すでに遅し」となりかねません。
若い人の宝である時間をしっかり使うために、若いときから適切な運用を心がけたいものです。適切な運用とは・・・どのような配分で投資信託を買うかという課題です。
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